■MY BLUEBERRY NIGHTS マイ・ブルーベリー・ナイツ | ツボヤキ日記★TSUBOYAKI DIARY

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■MY BLUEBERRY NIGHTS
マイ・ブルーベリー・ナイツ

● 「MY BLUEBERRY NIGHTS」の撮影はメンフィスに移っている…。
エンドレス・サマーと呟いても、夏は今年も終わっていった。
6月22日、既に真夏日のニューヨーク、猛暑の中で「MY BLUEBERRY NIGHTS」はクランク・イン。まずは、主演のノラ・ジョーンズとジュード・ロウの撮影が終了。



映画「MY BLUEBERRY NIGHTS」は、ウォン・カーウァイが香港で撮影した短編映画に基づいたものらしいが、ブルーベリー・パイを食べるミステリアスな主人公の女性が真実の愛を見出すために、アメリカを旅していく物語、だとか。

王家衛監督の映画にしてはサクサク進行。ま、この撮影の速さは快挙ですが、撮影終了後の編集がどーなるのか、興味津々デス。撮影追加ぁ~なんて事もあるか?ま、香港ベースの製作ではない辺りが王監督をどう追い込んでいるのかは、わからないが従来の王速度ではない、と。2007年の公開を期待してもよかろーか、と。2008年には二コール・キッドマンを上海女に仕立て上げねばならんのですから。





ただ、途中からキャストが随分と豪華版になったもので、ニューヨークの場面にはカンヌ映画祭でも楽しそうだったティム・ロスさんが風来坊とゆーか、浮浪者めいた格好でジュードと絡んでいる。

で、この時代で珍しく煙草吸う吸う~!ノラもジュードも吸います~。
そこは王監督ならではの、クリーンな模様など構っちゃいられね~って小気味良い物語が展開しそうな気配。画像は公式のスチールではないものの、そこはかとなく気だるさややるせなさ、なんてもんが滲んでおるよーな感じ。エエなぁ~






ジュードが扮する男の働いているカフェはピザなんぞもありそーで、忙し気にオーダーを電話で受ける姿も見受けられるが、このカフェにブルーベリー・パイがあるんだろーか。ブルーベリー・パイ、作り手や土地によっては様子も少しずつ違うだろうが、気になるデスね。
「ミリオンダラー・ベイビー」に出てきたのはレモンパイだったんだが、ブルーベリー・パイの方が、色模様が、ね、いい色加減だい。王家衛の世界は色濃いのがいいのさ。

なんてホザイテますが、いえ…、実はなんにもわかんないままのギャラリー的アップ。ごめんなさいマシです。
6月にニューヨークでクランクイン、現在はメンフィスに舞台が移っていると。既にニューヨークロケにはレイチェルはお子を抱えての陣中見舞い、てな風景もあったりしたがメンフィスにもちゃんとレイチェル子連れでご登場。彼女の出番はメンフィスだったんですネ。なかなか周囲もいい感じですが、何やら先月下旬(24日頃かな)にはメンフィス市長が王家衛監督を栄誉市民に選んでの、授賞セレモニーもあったそーな。結構メンフィスって名誉市民多いな~(知り合いにいるデスよ…)
さて、メンフィス撮影の後、アメリカからヨーロッパに移ったりしないんだろーか…。フランス行きそうな気がするが。





さて、エド・ハリスやらレイチェル・ワイズやらナタリー・ポートマン等がまたまた絡んで、物語られる、のか。
この先、こういった結構な面子が絡みながら…ノラ・ジョーンズ扮する主人公は印象的な存在感、見るに耐える様子をスクリーンで見せてくれそうな気がしてきた。






ニューヨークのこの場面だけで、ああ、こんなシーン見たかった、と思わせてくれるじゃないか。
こーゆーの、物語の内容には関係ないけど、ウディ・アレンやらちょっと屈折が好ましいアラン・ルドルフ辺りも通じそうな、似合いそうな質感、とゆーか…ゴニョゴニョゴニョ…ま、独り言デス(苦笑)
今回の王は脚本に、ローレンス・ブロックを伴った。ローレンス・ブロックは1938年、ニューヨーク生まれ。20代から小説を発表している作家であるが、我は86年の「800万の死にざま」の原作者としてスクリーンで出会ったままで、著書は未見。 ファンによれば、既にアメリカミステリ界の重鎮で、代表作は元アル中・私立探偵マット・スカダー・シリーズ。シリーズ全編を通して描かれる”男の哀愁””ロマン”は、大人向けかも、と。徹底して描かれているのが主人公の弱さ、大都会の闇、人間の持つ暗部。善も悪も誠実に描く、誠実な作家という印象です。この外にも「泥棒バーニー・シリーズ」や「殺し屋ケラー・シリーズ」等が有名。(引用~http://www.geocities.jp/madara_66/l_block.html~)





で、こーゆー作家が繋がった経緯が面白いデス。
そ、哀愁と大人向け、これでどう転んでいくのか…。因みに、ローレンス・ブロック曰く、映画がいつ完成するのか、僕は知らない…そうです。

それでも、この映像の囲い込み、切り取りの好みに、もう現段階で我は、ウハウハ喜びます。王家衛映画は思い入れ、デスか、やっぱ(苦笑)。まずは第1弾のアップてな感じです。(2006年/製作国フランス・香港/アメリカ公開2007年いつやろかぁ~/日本公開?)

☆☆☆☆☆☆










この二人の様子、スタイルがなんともアジアんちっくでないかい?
ここ、チャイナタウンやないだろーがな…












▲Mini Trailer


▲Mini Trailer


●Directer:王家衛 Wong Kar-wai ウォン・カーウァイ
●Screenwriter:Lawrence Block ローレンス・ブロック
 王家衛 Wong Kar-wai ウォン・カーウァイ
●Production Design:William Chang
●Art Direction:Judy Rhee
●Set Decoration:Jackie Glisson
 (set decorator: Memphis)
●Cast:Norah Jones ノラ・ジョーンズ Jude Law ジュード・ロウ David Strathairn デイヴィッド・ストラザーン Ed Natalie Portman ナタリー・ポートマン Tim Roth ティム・ロス Rachel Weisz レイチェル・ワイズ LaVita Brooks ラヴィータ・ブロックス Geoff Falk ジェフ・フォーク Jan Falk ジャン・フォーク Christy Hamilton クリスティー・ハミルトン Bill Hollis ビリ・ホリス Benjamin Kanes ベンジャミン・ケネス Markus Seaberry マーカス・シーベリー David Strathairn デヴィッド・ストレイム

※当初出演予定だったエド・ハリス、ケヴィン・スペイシーは最終的にクレジットがありません。変わって、デイヴィッド・ストラザーンがアルコール中毒の警官役、その妻がレイチェル・ワイズとなった模様。ただ、エド・ハリスはどっかにちらりとでも出るのかも…。ま、見ないとなんとも、ですが、ノラ・ジョーンズ主役は変わらず、ジュード・ロウがからむといった物語。当初のロード・ムーヴィーを柱に、いろんな人物と関わりあうという話は若干修正されたようです。やるせなさ、こりゃーあり、だと思っております。ミニTrailerの雰囲気、またまた音楽も、いいと思う。ノラ・ジョーンは、期待以上の雰囲気を醸し出していると現段階で思います。

で、勝手な言い草ではありますが、ストラザーンに王組のトニー・レオン、ジュード・ロウにレスリー・チャンを重ねて見てしまった我は切なくなって嬉しいぞぉ。
ちなみにポスター、きっと増えますわな、これ一枚てな事ぁ、ない!