■プルーフ・オブ・マイ・ライフ | ツボヤキ日記★TSUBOYAKI DIARY

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■Proof プルーフ・オブ・マイ・ライフ

映画「プルーフ・オブ・マイ・ライフは、偉大な天才数学者だった男とその娘2人、そこに加わる父親の元教え子の4人によって織り成される関係と、ある証明の物語。映画も原作同様に舞台はシカゴとなった模様。

主人公は、数学に魅入られた女性キャサリン。彼女の25歳の誕生日から幕が開くのかな。ワインの栓を抜く彼女を見つめる父親ロバート。
彼女の父親は、彼女の年齢の頃には、既に天才的な数学者として世に認められていた。そんな父親の姿を見て育った彼女も、同じ数学者の道を望んでいた。しかし、父親ロバートは数学に没頭するあまり精神に障害をきたし、身体も不自由な状態となっていく。キャサリンは父親の看護に明け暮れる日々。もはや数学者への道など諦めるしかない状態だった。父が亡くなった。








彼女は自問自答。これから自分はどう生きていけば良いのか。父親の生前には、彼女はまさにフルタイムの看護の日々。それが突然消滅したのだ。何をしてゆけばいいのか。数学者としての晩年の父の姿を見ている娘キャサリンにとっては、その姿が自分と重なってくるのか。自分もああなるのでは。心は揺れ続けるキャサリン。数学者になりたかった彼女の夢は閉ざされたままなのか。

葬儀のために、ニューヨークで暮らしている姉クレアが戻ってくる。クレアは、父親と妹キャサリンとは、違った場所に身を置くことで、この家族から開放された立場。しかしクレアは稼ぎ頭として、この家族の経済的な支援を続けていたようだ。シャープな振る舞い、いかにもNYの金融関係でキャリアを積んできたという切れ者風の姉のクレア。久しぶりの姉妹の再会だが、互いに和めないまま、時間が過ぎる。互いに罪悪感を持ちながら、どこか否定的な視線を交差させる姉妹。そうして・・・姉クレアは、悶々と迷い道でうずくまるキャサリンにとっては、ある時に母のような存在となっていくのかもしれない。


そこに更に父親の元教え子というハルがやってくる。数学者の道を選び、進んでいるハル。そのハルが父親の書斎で発見するノートには、難解な数式が並ぶ。これは何を証明しようとしたものなのか?
この数式を父親ロバートは、何故書き遺して逝ったのか。面白い題材です。数式、証明、解答、そこに秘められた何か意図するものは。。。。
天才的な数学者が精神を病んだ時、どんな事を考えていたのだろうか、とアンソニー・ホプキンス演じる父親ロバートを思ってしまうデスね。








だが、残念な事に、ハルが発見したノートを手にしても、キャサリンはそれを解く気力も熱意も失せている。ノートに書かれた数式を調べることすら時間の浪費だと彼女は思うのだ、というのだが。さ、どーなるのか。あははは、ハルとキャサリンは深い仲になるデスよ。そりゃそーです。そーゆー物語。で、ハルはノートが欲しいと思ってしまう。そこに書かれた証明の価値とは…。さ、どーなるかな。何がここで明かされるのか。証明されるのは何か、な。

父親ロバートにアンソニー・ホプキンス。この人が要。この人の様子が後を決めていく、と思うがな。ただ、この物語は主人公に思い入れが生じない場合は宙ぶらりんになりそーな気がしてくる。キャサリンの様子を見ていると、父親の看護といいながらもどこか依存していなかったか。男性依存型の主人公でないよーに願いたい。でも映画見なきゃわからない。数学弱くても、見たい映画に上げておこうっかな~(苦笑)「Proof」は、2001年のトニー賞作品賞受賞の舞台劇を映画化。監督は舞台と同じジョン・マッデン、主演も舞台版同様グウィネス・パルトロウが演じる。(2005年/製作国アメリカ/アメリカ公開/日本公開2006年かな?)






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▲上記で見れない場合はコチラ同じTrailer


▲4 clips


▲Official site



●Directer: John Madden ジョン・マッデン
●Screenwriter:David Auburn デイヴィッド・オーバム
●Cast:Gwyneth Paltrow グウィネス・パルトロウ Anthony Hopkins アンソニー・ホプキンス Hope Davis ホープ・デイヴィス Jake Gyllenhaal ジェイク・ギレンホール Gary Houston ゲイリー・ホーストン
※追記:タイトルが変更になった。「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」直しました(10.08)