■コントロール Kontroll ハンガリー映画面白ッ! | ツボヤキ日記★TSUBOYAKI DIARY

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■Kontroll コントロール

●どうするよ、コレ。お手上げだぜ、ったく。そんな印象を焼き付けられる映画「コントロール」。ブダペストの騒がしくって、汚くって、恐っろしく複雑な地下を走り回る・・・で、これはロマンチックなアクションスリラーっていうのか?。

映画「コントロール」は、まるで鬼ごっこに見えてしまう追跡に次ぐ追跡。いや、決してバカにしているのではなく、悲惨な状況の中でもどっか可笑しさが漂う辺りが曲者だ、と思うワケ。暴走から一気にラブシーンまで高速列車が加速を上げて、火花散らして疾走するかのような、そりゃもう乱暴とセンチメンタルのすべてを持ち込んだ作品なのかもしれない。

場所はブダペスト。いきなり、大規模な地下鉄網の迷路の中で繰り広げられる疾走感溢れる物語に呆気にとられる。サイバー匂いながらも、物凄いマニファクチャーな造作。そこで小汚い集団が騒ぎまくる。三流ファッション紙から抜け出したような手合いの女達に混じって不思議なエンジェルも出てくる。突如、浮浪者がアヴァンギャルドな若者に見えてくるか?。

おいおい、お前等いったい、いくつなんだ、充分に大人やろーに、と突っ込んでも始まらない。奴等は、せせら笑いながら目の前を駆け抜けていきやがる。これは映像の中の奴等と、見る者との闘いなのか。かかってこんかい、で、滅多打ちされていやがるんだから・・・笑っていいのか、いったいどうなるんだ、この結末、あるのか。追跡は止まらない模様。これは、ハイスピードなロマンチック・スリラーなんだと。

2004年のカンヌ映画祭のある視点部門で注目を浴び、賞も受賞。で、実はアカデミー賞のハンガリーからのエントリーになった作品。今年のラインナップではちょっとイカンだったデス、仕方ない。然しながらハンガリー国内では、最も高い興行収入を得たというから、ブダペストの人たちは結構過激OKかい?。いや、最後にコレはなんか、ありそーだ。プレミアVには、ブタペスト版ゲインズブールも語るか?(苦笑)デス。監督は若手有望株、これは間違いない。見たい!一気に魅せられてしまった。

昔観たリュック・ベッソンの「サブウェイ」(84)のプリンスは、クリストファー・ランバートだったが、今回は、サンダー(?当方ハンガリー読み不可)って役者が看板背負っている(ブダペストの谷中敦ってか)。「サブウェイ」は尻切れトンボだったが、こちらは期待持てそう。脇も、もッ、ハチャメチャで可笑しくっていい。あ、ジム・ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」のウィリーはハンガリーから来た奴だった。で、従姉妹のエヴァがブダペストからくるんだったなぁ~。(2005年/製作国/アメリカ公開2005年4月1日/日本公開未定)









Trailerいいんだッ(苦笑)


▲NEO-Kontroll Video Clip いいんだッ!

Premier
▲監督等登場デス



●Directer:Nimrod Antal
●Screenwriter:Jim Adler, Nimród Antal
●Cast:Sándor Csányi Zoltán Mucsi Csaba Pindroch Sándor Badár Zsolt Nagy Bence Mátyási Gyözö Szabó Eszter Balla Lajos Kovács György Cserhalmi Zsolt László Balázs Mihályfi Péter Scherer János Kulka
ピースマークだって(苦笑)単なる記念撮影なんですがね
やっぱ可笑しいワ

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