義母の話の続きで恐縮ですが
今回のお墓参りは
分譲中の墓地のことを
お寺に聞く目的もありました。
夫のお墓は
共同墓地となっていて
「○○家」と彫られた
小さな石碑がいくつも建っています。
費用がおさえられ、
永代供養のため
その後の管理や費用がかかりません。
義母は以前から
義父の田舎のお墓に入りたくなくて
この墓地に興味があったのですが
早々に売れてしまいました。
しかし最近、新たな区画が整地され
分譲され始めたようで、
詳細を聞きたくて
お寺の受付へ行ったわけです
年末のため、お坊さんたちが多忙だそうで
事務の若い女性が対応してくださったのですが
（明るくてすごく優秀な方だったわ
）
しかし、義母の単刀直入じゃない質問が
驚愕の提案を引き出す。。。
「
えーと、この人（←私のこと）は
あそこの共同墓地を持っているんだけど、
私の夫が今年亡くなってね、
あそこの近くに、また新しいのができたでしょ。
あれは、どういう…？」
↑質問としては落第点よね
事務の方も、こういう的を射ない質問をする
年配者に慣れているんでしょうね。
「
まず、お持ちになっている共同墓地ですが、
そちらは何人でも入れるということを
ご存知ですか？」
と。
「え
そうなの」
と驚く義母。
私は内心、げっ
そう、夫の共同墓地は
最初に永代使用料を払ったら、
その後、追加できるのです。
ただ「何人でも」は知らなかったわ。
せいぜい５人ぐらい、という記憶だったので
あとは私が入って、
遠い将来、もし娘が独身のままだったら
入ることができるな、
ぐらいだったのですが
「１霊につき５万円かかりますが
何人でも入れます。
娘さんの嫁ぎ先が問題ないなら、
お父さんもお母さんも入れますよ」←実の娘と間違われている
いやいやいや
いやいやいやいや
逆に、実の息子の墓なので
入りやすいってことになる！？
あの小さい石碑の墓に
夫と私と
義父と義母と
義兄と（持病もちで未婚のため、ついでに墓地を検討中）
・・・。
いやーーー
別にそこに納骨されるわけじゃないので
何人入っても同じかもしれませんが
なんかいやだー
死んでからも義父母と一緒って
別に嫌いじゃなくても嫌だ―。
ということで、私は無言
義母はその後、その女性に
「田舎が遠いからお墓参りが大変で」
「だから夫はまだ納骨していなくて」
などなど
話さなくてもいいようなことを
事務の人にグチグチ言っていて
その女性は愛想よく相槌うってくれてましたが
これが実の母親だったら
「お母さん、そんな話はしなくていいから
」
と引っ張って立ち去るのでしょうが、
義母ともなるとそうともいかず
苦笑いで、隣で立ち尽くす私
パンフレットをもらって、
やっと退散できました
新しい区画の墓地の方は、
石碑ひとつにつき、一人しか入れないんですって。
なので、義父・義母・義兄の三人分で
１５０万円。
夫の方に一緒に入ると、
三人分でも１５万円ですむ
「入れてほしい」って言われたら
困るなぁ…
夫のお墓とはいえ
買ったのは私なので
言って来ないとは思うけど。。。
義母の無駄話が
とんだ提案を引き出してしまい
げっそり疲れたわ
家に帰った後、娘に
「あのお墓はお母さんも入って、
あなたも生涯独身だったら入ってもいいけど、
おじいちゃん、おばあちゃん、
おじさんも入ったらどうする？」
と尋ねたら、
大笑いしてました
このコなら一緒に入ってほしいけどなぁ。。。
