入院生活とストレス | 結核闘病記

結核闘病記

治療と家族感染の不安な日々の話

以前”隣の個室のおっちゃんが御乱心”という内容の記事を書いたが,
おとといも壁を殴っていた.

その一時間前,公衆電話の前で電話もかけずに,うつむきかげんで座っているおっちゃん発見.
怪しいと思って師長に言おうと思っていたところ,隣の部屋から壁をゴンゴンたたく音が・・・


入院して2週間ぐらいしておかしくなっていたんだけど,その後自分で洗濯するなりして少し回復傾向.なんせ隣にいたにぎやかなおっちゃんがいつも会ったら話しかけていたんだけど,そのおっちゃんが退院して一週間.また誰とも会話しない生活が続いているようだ.家族も全く面会に来なくなっていた.

看護師の話によると,自分から話しかけるのが苦手で,そもそも人見知りもかなりするみたい.(そもそも大部屋への入院を嫌ってこそこそ個室に移っていったくらいだし..)けど,本当はお友達が欲しいらしく,俺が喋りかけるとすごいうれしそうにする.ここ数日は部屋からも出て看護師にいつもしゃべりかけている.

重症患者で個室に入るのは仕方ないが,健康で塞ぎ込む為に個室に入る人は,基本的に変わった人で癖のある人ばかり.

そう,初回に入院した時もそういうおばさんがいたんだわ.


そのおばさんは,結核に対する偏見極まりない人で,
「結核の人なんて『近寄るな!』と思っていたのに,そんなのに自分がなってしまった.もう耐えられない.」
と思っていて,入院後誰とも喋ることなく一ヶ月間個室から出ることなく過ごしていた.
部屋を出るのは早朝の散歩だけで,その散歩も人と会いたくないから早朝にしていたらしい.
で,
俺が毎朝鳥にパンをあげたりして,ネットで鳥の種類を調べていたら,看護師からそのおばさんが鳥の種類を聞かれたから俺が教えろと言われて,パソコン持って教えてあげに行った.そのあとしばらくして食堂にも来るようになって,話をするようになったけど,M君と,
「あのばばあは駄目だ.根性曲がってるわ・・・」
と話していた.
なんか癖があり,金と人の不幸の話には目を輝かせて聞いていた.


とにかく
病気だろうが,なかろうが,人間明るく生きなきゃならん.
塞ぎ込んでばかりでは,病気そのものも体に眠ったままで出て行かんよ.
咳でも痰でも吐き出すのが一番.排菌するということは体から毒素を出すことだからいいことだ.
愚痴を出し,泣いて,吐き出して,全部吐き出して,出し切ったあとには前に少しずつ進んで,2歩後退したら,3歩進めばいいこっちゃ.