5月31日(金)Body Thinking | Tuba奏者石川佳秀のブログ(仮) ~演奏をもっともっと、嬉しく楽しく♪~

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テューバ奏者、石川佳秀のブログです♪
日本国内初、テューバ奏者のアレクサンダー・テクニーク教師になりました!レッスンでの学び、仕事や練習で得た気付きをブログでシェアしていきます(^-^)

ジェレミーさんの
Body Thinkingレッスン

昨夜のレッスンで
自分としてはもの凄く大きく
何かが変わったように思えます

楽器は持っていかず
レッスンでは自分についての
質問のみにしました

私がやりたいと思っていた事は
「首が慢性的に張っている
気がするので
もうちょっと楽になりたい」
という内容

それをジェレミーさんに
お伝えすると、
「楽にしてあげることは出来ないよ笑」
という回答と共に
アレクサンダー・テクニーク教師が
出来る事は何なのか、何をする人なのか
私たちが学ぼうとしていることは
何なのかを教えて下さいました

実際に私が質問したように
「ココが痛いから
どうにかして欲しい」
と言われることは
良くあるそうです

何か問題があると感じている時
自分自身にどんな事を言っているか
どんなプランを使っているのか

私の場合は
首を固めている事で
張りや痛みがある
というもの

「その固めている
プランが原因ですから、
あなたが何をしている時に
そうなっているのか
知る必要があります」
と言われたことから、

→自分は椅子に長い時間
イスに座っている時に、
更に言うと
人の話を聞きながら
長くイスに座っている時に、
首が痛くなっていたかもしれない

という回答へ導かれました

もしかしたら
この時点でジェレミーさんには
僕が何をしているのか
見えていたのかもしれませんね

そこから僕の目の前に
一人座ってもらい
「目の前にいるのが
自分の生徒だと思って
しばらく喋っていて下さい」
と言われて喋り始める

周りにいる方々は
僕の観察を始めると
すぐに何かが分かって
来ていた様子

僕はかなり分かり易く
動作をしていたようですが
この時点で自分では
全く分からず

しかし、
自分では徐々に首が張って
痛くなってきているのも感じる…

私の首が張る原因は
「うなずく」
という動作にありました

骨格的に言うと
私は頚椎の七番目辺りを
一生懸命に動かして
「うなずく」という動作を
していたようです

同意し足りないように
感じるかもしれないけど
脊椎の一番上にある
関節から頭を動かすだけで
動作として「うなずく」
ことは出来たんですね

「相手の言ったことに
同意を示すために
うなずくのなら、
うなずく回数は一度に対して
何回必要だと思う?」
とジェレミーさん

なるほど!
今まで一度もそんなふうに
考えたことはありませんでした

頭というのは
思っているよりも
かなり重たい部位なんですね

「頭」という部位は
五キロぐらいの重さがある

知識としてはありましたら
ジェレミーさんが寝転がり
頭を持ち上げさせてもらうと、
予想よりも遥かに
持ち上げるのに力が必要

そんなに重たい頭を
相手に同意をするために
一日に何回も何回も
無意識に振っていたとしたら
筋肉が張って痛くなるのも
無理はないかもしれない

ここでジェレミーさんと
「同意する」という実験
はい、いいえで答えられる
質問をして答えてもらいました

確かに、
頭を何回も振らなくても
大きく動かさなくても
同意していることは
ちゃんと伝わっている

最初はものスゴい
違和感を感じていましたが
首も胸のあたりも
非常に楽でいられる

・うなずくという動作を
やめようとすると固くなるだけ

・動きたいと思ったら動いて良い

・でも、動き方自体を繊細に
意図的にやってみたらどうか

意識してやってみると
今までどれだけ自分が
習慣と無意識で身体を
動かしていたのかが
よく分かりました

この後も一時間以上
レッスンが続いていたので、
自分の動きを意識していて
今までの自分を分析してみると

・自分が同意していることを
相手に分かりやすく
伝えたかった

・自分が話を聞いている、
という事を相手に伝えたかった

・反応の薄い人、
だと思われない為の
プランだったのかもしれない

というような気付きがありました

また、

・身体がどう動くのかは
習慣だけでなく自分で決めて良い

・同意や反応は
自分が思っているほど
急激にする必要がないのでは

という感想もあります

自分としては
何にどれぐらい反応するのか
習慣でなく自分で決めて
身体を動かしたほうが
非常に楽だということが
分かりました

目線や、動作の目的意識にも
通ずるような気がするのは
何かをする為にこれを見たい、
ここを動かしたい、というように
対象がハッキリしている
ように感じるからなのかも

また、
同意、反応という行為が持つ
メンタルな意味を考えると、
今までの大きな反応は
私の性格的な面に深く
関わっているのだと考えられます


自分の中での変化が大き過ぎて
現時点では今ひとつ
文章に起こし切れていない
ように思えます

思っている事
書きたいことが
表現できているのか…

でも一つ確信を持ったのは、
「自分は想像できないぐらい
広くて深い無意識と
意識の狭間で暮らしている」
という事です

これだから
知らないことを知るって
とても面白いんでしょうね