こんにちは。
水戸の保和苑及び周辺史跡では「あじさいまつり」が開催中です。期間は6/8(土)~6/30(日)で、6/15(土)・16(日)の2日間は、水戸市内に2台の昔懐かしいボンネットバスが観光漫遊バスとして無料運行されています。今回、保和苑への訪問とともに、ボンネットバスにも乗車してきましたので、さっそく記事にしたいと思います。
久しぶりに保和苑を訪れましたが、あじさいまつりの期間中ということで、大勢の方々でかなり賑わっていました。因みに写真に人があまり写っていませんが、なるべく人が入らないように意識して撮ったからですので、お含みおき下さい。
写真は二十三夜尊桂岸寺です。まずはしっかりとお参りをさせて頂き、ご本尊の勢至菩薩様にご挨拶をさせて頂きました。
なお、手水舎の水にはあじさいの花が浮かべてありました。風情を感じますね…。
ガイドマップによると保和苑の名前の由来は、元禄時代に徳川光圀公が寺の庭を愛されて保和園と付けたのが始まりとされ、さらに昭和初期、地元有志の手によって拡張整備され、池に築山を配した純日本庭園になり、名前も保和苑となったのだそうです。写真は明星ヶ池で、噴水の右側には弁天堂があります。
そして、お寺の一角には愛染堂があります。お祀りされている愛染明王様は、縁結び、夫婦和合、人間関係の調和などの神様です。この日は友引ということもあって、結婚写真の撮影をされるカップルも居られました。
満開のあじさいを見ながら苑内の順路にしたがって歩いていくと、観光漫遊バスの「保和苑下」バス停に着きます。ここは「みかわ」というお蕎麦屋さんの駐車場でして、この2日間バス停としてお借りしている様です。このお蕎麦屋さんは水戸では人気のあるお店で、私も家族でよく利用させて頂いていますが、いつ行っても混んでいます。
写真は、5月に「みかわ」さんを訪れたときに私が頼んだものです。これは「みかわ御膳」といいまして、内容はそば、ゆば刺し、お新香、小鉢二品、天丼(小)です。天丼は野菜のかき揚げ丼(小)と選ぶことができます。とても美味しく大満足でした。
そして、いました…
日野BH15型 昭和39年式 キンサンコーチ
岩手県南バス(岩手県交通の前身)が路線バスとして使用していたもので、東北新幹線が盛岡まで開通したS57年に、岩手県交通が定期観光バス弁慶号として復活させました。しばらくしてブームがおさまってくると、再びナンバーを外してしまったようです。現在はNPOバス保存会が定期観光バス時代の車体、イラスト、内装のまま保存しているそうです。
日野製のこのレトロな顔つきがイイですね~。至る所に錆びが出ており、痛々しい姿ではありますが、この日も大勢のお客を乗せてしっかり走ってくれました。水戸駅近くの、水戸京成ホテルの前の急坂も満席状態のお客さんを乗せて登り切り、当たり前のことなんですけれども、少し嬉しく思いました。
こうやって見ると、長いボディーですね。岩手県交通時代、背面のおでこに赤で記載されていた「弁慶号」という文字は消されているようです。
車内の様子。あら、意外と近代的な内装ですね。
そして、このバスに乗って出発…
ボンネットバスの車内から水戸市民会館を見るとこんな感じ…。
水戸市民会館のウインドウに映るボンネットバス。このバスが水戸の街中を走ると、注目度は凄いです。一般の歩行者やドライバーの皆さんが驚いたような表情で珍しそうに見ていきます。中には手を振って下さる方も居られました。
ここで下車して、乗ったバスを一旦見送ります。
ところが、この先の赤信号でバスは停車…。結局、徒歩で追い越し…
先回り出来ちゃいました。そして、歩道に咲いているあじさいとともにパシャ!
絵が斜めっちゃったのはご容赦下さいね…。(笑)
あじさいとコラボさせた写真をもっと撮りたいなぁと、さらに沿道をロケハンして彷徨うこと約1時間…。結局、この場所で撮ることにしたのですが、その結果がコレ。右側の電柱でバスのお尻が切れてしまいました…。ん~、なかなか思った様には撮れませんなぁ…。(涙)
そしてトボトボと、再び保和苑下バス停の駐車場へ…。
もう1台のボンネットバスが戻ってきました。こちらは以前に撮ったことのある車両です。そしてこの時、背後から対向車(何故か?パトカー)が迫ってきましたが…間一髪セーフでした!
いすゞBXD30型 S41年式 川崎ボディー
元・三重交通の「ぶらり松坂号」、学生の頃にプラモデルで作ったことがあります。なんだか縁を感じる1台です。
うん、やはりこの顔が好きです。私が初めて、走るボンネットバスを見たのは大学生の時。西東京バスで復活運行されていた「夕やけ小やけ号」でした。この顔を見るたびに、あの時の記憶が蘇ります…。
そして、お客さんをたくさん乗せて再び出発していきました。
終わりに…
バスの車内や保和苑の案内所などでは、漫遊バスの時刻表を配布していました。そして、右側の缶バッジは保和苑下のバス停で、バスを保存しているNPO法人の方々が販売していたものです。売上金がバスの修理代や部品代になるとのことでしたので、私も1つ購入(500円)させていただきました。
今回は以上です。
本日もご覧いただきまして、ありがとうございました。