自分を否定しない習慣 | ふーちゃんのブログ

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今日は33℃になる模様と天気予報が晴れ

朝からC子ちゃんと

新しく支援させていただくことになったGさんのお宅に行きました。

今日は年金支給日だったり、

公務員関係の給料日だったりでそれなりに混雑。

携帯していったお茶が空っぽになりました。

とにかく暑かったぁ~アセアセ

 

 

 

 

 

 

 

 

小澤竹俊著ー2023年12月発行ー。

 

 

 

できれば他人に迷惑をかけずに生きていきたい。

こんな気持ちは自然なもののように感じられる。

「迷惑をかけたくない」

「役に立ちたい」という気持ちは誰でもが抱いている。

しかし、この誰もが抱くであろう感情が、

自分を否定することの始まりかもしれない。

 

著者は30年近くホスピス医として4000人以上の患者さんを

看取ってきた。

人の役に立つことで自分の価値を測ろうとする考え方は、

役に立たない自分を否定することにつながっていく。

だからこそ著者は、たとえ全く誰かの役に立つことができなくなっても、

人には存在するだけで価値があると呼びかける・・・。

 

 

 

 

看取りの現場で耳にする「迷惑をかけたくない」という言葉

ベル自分自身を肯定するために

ホスピス医として働き、

30年近くの間に4000人以上の患者さんを看取ってきた著者によれば、

看取りの現場では最初のうち、

自分や自分の人生を否定する患者さんが多いのだという。

中でもよく「迷惑をかけたくない」という言葉を耳にする。

かつては家族や会社のために一生懸命働いてきた人でも、

病気や加齢で体の自由が利かなくなると、

他者や社会の役に立たなくなったことに絶望してしまう。

 

 

そして、自分には何の価値もない、

周囲に迷惑をかけるだけの存在なのだと自分を責め、

早く死にたいと願い、これまでの人生さえ無意味だと嘆くのである。

 

 

人生にはどうしても、人の手を借りなければならない局面がある。

そんなとき、「お互い様」と許し合う姿勢も、

人が穏やかに、幸せに生きていくために不可欠なことだ。

若い人や健康な人でも、

人に迷惑をかける自分を肯定できずに、

自分なんていないほうがいいと感じる人は、

たくさんいるのではないだろうか。

 

 

私たちは様々な理由から自分を否定し、責めてしまう。

その気持ちそのものがなくなることはないが、

人は誰でも、幸せになることができる。

 

 

今の自分を受け入れ、

「自分は生きていていい」と思えるようになること。

この世を去る瞬間まで、穏やかで幸せな人生を送ること。

その第一歩は、自分を否定する気持ちを手放すことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、自分を否定しなくていい

ベル自分を否定する気持ちに気づく

世の中には、自分を否定してしまっている人がたくさんいる。

ここで伝えたいのは、今の自分を「Good Enough」(それでいい)と肯定し、

受け入れることの大切さだ。

自分を否定せずに、今の自分をそのまま肯定することは、

「自分は存在していい」と心から思えるようになることだ。

 

 

こう思えることは、本当の意味の幸せを手に入れることでもある。

しかし、自分のことを否定しないのは難しい。

なぜなら、「自分を否定していること」に気づくことが難しいからだ。

 

 

たとえば「死んでしまいたい」という気持ちを抱くのは

究極の自己否定であるが、

その渦中にいる人が「自分自身を否定している」

と認識できるケースは少数だろう。

 

 

また、子どものころから「ダメな子」と否定されてきた人は、

「自分はダメな人間だ」という考えが当たり前になってしまう。

すでに一生懸命がんばっているのに、

「まだ努力が足りない」と自分を追い込んでしまう人もいる。

こうした人は「真面目」と評価されやすいが、

その一方で自分を否定していることに気づくことができない。

 

 

自分を否定する気持ちに気づく一つの方法は、

信頼できる人の言葉に耳を傾けることだ。

自分を否定している人は、

一般の基準とはかけ離れた、

自分の基準で自分に評価を下していることが少なくない。

誰かが「あなたが存在してくれて嬉しいよ」

「あなたは十分がんばっているよ」と言ってくれたら、

その言葉を素直に聞き入れてみよう。

 

 

 

 

ベル自分が感じたことを否定しない

自分の気持ちを否定しないことも大切だ。

たとえば、あなたがつらさやしんどさを感じたとき、

他者への嫌悪感や憎しみを抱いたとき、

その気持ちを押し殺そうとしてはいけない。

 

 

著者は患者さんの話を聞くときに「反復」と「沈黙」を大事にしている。

たとえば、患者さんが

「昨日、トイレに間に合わず、恥ずかしい思いをしました」

と言ったとする。

ここで「歳をとれば、みんなそうなりますよ」

などと言うのは論外だが、

「少しくらい漏れたとしても、尿漏れパットがあるので、

気にしなくて大丈夫ですよ」

などと励ますのも実はよくない。

たとえよかれと思って言ったことでも、

患者さんの気持ちを否定してしまっているからだ。

 

 

ここで大事なのは、

患者さんの言葉をそのまま受け止めるということだ。

トイレの例であれば、

「昨日、恥ずかしい思いをされたのですね」

と患者さんの言葉の重要なキーワードを反復する。

その後こちらは沈黙し、患者さんの次の言葉を待つ。

患者さんが「今までは、トイレに間に合わないことなんてなかったのです」

と言われたら、

「今までは、間に合わないことはなかったのですね」

と相手の言葉を反復する。

 

 

このように反復と沈黙をくり返すと、

患者さんに「自分の気持ちをわかってくれる」

と感じてもらえる。

 

 

これは自分自身の気持ちに対しても同様だ。

自分の感じたことを、

できるだけ否定せずに、

「私はこう思ったんだ」とそのまま受け止めてあげよう。

これも自分自身を肯定することにつながっていくだろう。

 

 

 

 

ベル自分を支えてくれている存在に気づいたとき、

自分を肯定できるようになる

自分自身を肯定し、

穏やかさや前を向いて生きる力を得るために必要なのは、

4つのポイントだ。

 

 

1つ目は「弱い自分を認め、自分を支えてくれている存在に気づくこと」だ。

 

自分を支えてくれている存在とは、

自分のことを「Good Enough」(それでよい)

と言ってくれる存在のことである。

支えてくれている存在に気づくことができて初めて、

人は自分を肯定し心の穏やかさを手に入れることができる。

 

 

そして、支えてくれる人の存在に気づくには、

解決できない苦しみや自分を否定する気持ちを抱えていること、

自分が弱い人間であることを認めることができなければならない。

 

 

かかわった患者さんに、末期がんであった40代の女性がいた。

女性は、結婚して子どもが生まれ、

これから幸せになろうと思っていたところだった。

それなのに、なぜ自分だけが病気にならなければならないのか。

女性は非常に苦しんでいた。

副作用がひどく、つらい思いもしていた彼女に、

著者は苦しかったときになぜがんばれたのかと尋ねた。

女性の答えは、「家族がいたから」だった。

 

 

夫や子どもがいてくれたから苦しみを乗り越えられたと

気づいた彼女は、

今までの人生も

周りの人に支えられて生きて来れたのだということにも気づいた。

家族を残して去る苦しみを抱えながらも、

自分を肯定し、心の穏やかさを取り戻していったのだ。

 

 

 

つづく・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

人生には人の支えが必要な局面がありますよね。

「お互い様」と許し合う姿勢を

常に持っていたいと思ったことでした。

 

 

 

では、また明日^^

 

 

 

 

 

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