こんばんわ
今日もランチ営業の前にせっせと草を抜く。
明日から雨だというので草木灰にするために焼きました。
湿度が低い今の時期が
このまま半年くらい続いてくれたらいいのにと思ってしまいます。
青木厚著ー２０２４年４月発行ー。
著者は医学博士、自身も４０歳のときに舌がんを患うも完治。
食事療法を実践してがんの再発を防いでおられます。
豊かで便利な社会となった現代において、
食べ物に困ることはほとんどなくなった。
普段から当たり前のように習慣化している一日３食が、
じつは食べ過ぎだという事実。
私たちの体はひっきりなしに送り込まれてくる食べ物の処理が
追いつかず、悲鳴を上げているのかもしれない。
空腹の時間を作るための方法についてもくわしく書かれています。
食べ過ぎの危険性と空腹の力
一日３食がもたらす弊害
NHKの調査によると、日本人の８割が一日３回食事をとっている。
しかし「一日３食が理想である」という考え方には、
確固たる裏付けがない。
それどころか一日３食は、
成人が一日に必要なカロリーからすると、食べ過ぎといえる。
食事をしたあとに疲れを感じたり、眠くなったりする人は要注意だ。
必要以上に食事をすると、胃腸や肝臓がギリギリまで働かされ、
消化する能力が衰えていく。
疲れや眠気は、
胃腸や肝臓が発している疲れのサインかもしれないのだ。
食後の眠気は、
血糖値の急激な上昇が引き起こしている可能性がある。
ご飯やパン、甘いものを食べ過ぎると、血糖値が急激に上昇する。
上った血糖値を下げるために、体はインスリンというホルモンを
分泌するのだが、
この血糖値の急激な乱高下が体にダメージを与え、
疲れや眠気の原因となる。
習慣や惰性で、本当は食欲がないのに
無理して食べていることはないだろうか。
身体の声を聞くことが、真の健康への第一歩になる。
食事の本来の目的は、体に必要な栄養分を、
必要なだけ取り込むことだ。
必要以上の食事は、知らず知らずのうちに身体にダメージを
与えている可能性が高い。
休むことの無い消化活動の危険性
身体にとって、食事が本当に始まるのは食べ物を口にした後だ。
食べ物が胃の中に滞在する時間は平均２～３時間。
胃から送られた消化物は小腸で５～８時間かけて分解され、
さらに大腸では１５～２０時間もとどまる。
一日３度の食事は、胃腸に休むことなく
消化活動を続けさせることに他ならない。
胃の疲弊は、胸やけ、胃もたれ、食欲不振につながりやすい。
また、肌や髪にも悪影響をもたらすことが知られている。
さらに腸内環境が悪化すると、
免疫力の低下を通じて風邪や肺炎などの
感染症にかかりやすくなるとともに、
アレルギーやがんを誘発しやすくなる。
私たちが食べ終わった後も、各臓器は一生懸命働いている。
だから食事の間隔が短くなれば、当然休む暇はなくなってしまう。
人間に休息が必要なように、
内臓にもまとまった休息が必要であることを忘れないようにすべきだ。
食べ過ぎの弊害として、「内臓脂肪」が増えることも挙げられる。
体内で使われなかった糖質や脂質は、
いずれエネルギーとして利用するため中性脂肪に変わり、
脂肪細胞に蓄えられる。
しかも脂肪細胞は、無限に増やすことができる。
増えすぎた脂肪は、足腰に負担になるだけでなく、
血液やリンパ液の流れを悪化させ、
心臓病のリスクを高めるなど、さまざまな不調を体にもたらす。
空腹で活性化するオートファジー
食べ過ぎによる害から体を守り、
健康や若さを維持するシンプルな方法がある。
それは「空腹の状態を作ること」だ。
近年のアメリカの医学界では、
糖尿病やがん、心血管疾患などの予防に、
空腹が効果的だと盛んに論じられるようになっている。
とはいえ空腹や断食と聞くと、
ハードルが高いと感じてしまう方も多いだろう。
一方で、休日などの長い睡眠や忙しさのために、
長い時間食事をとらずに過ごした経験もあるはずだ。
著者が空腹の効果を研究し、
その効果を最大化するために導き出した断食の時間は
１６時間である。
長いと感じられるかもしれないが、
８時間の睡眠を考慮に入れれば、無理なく実行できるはずだ。
週末だけチャレンジするという考え方でもよい。
１６時間の断食の効果は大きい。
最後にものを食べて１０時間が経過すると、
蓄えていた脂肪が分解され、エネルギーとして使われる。
そして１６時間が経過すると、
古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせる
「オートファジー」が働き出す。
空腹にはならないと活性化しないオートファジーは、
東京工業大学の大隅良典栄誉教授がノーベル賞を受賞するなど、
世界中の注目を集めている現象だ。
つづく・・・。
わざわざ空腹の時間を作らなければならないほどに、
私たちの身の回りには食べ物で溢れています。
私たちが享受している豊かな生活は、
いつのまにか至るところにひずみを生み出しているのかも。
「質素倹約」という昔からの教えの重要性に気づかされます。
いまだ週一回のファスティングもできておりません。
夫とふたりだと絶対３食欠かしません
仲良しさんがただ今挑戦中なので、
その結果を見てから今度こそやってみたいと思います
では、また明日＾＾
