こんばんわ
夕方から雨になりましたが、
朝方はお日さまが照っていました。
で、ツバメがペアでやっと帰ってきました
わが家の春が本番を迎えました。
いっぱいウン(運)をつけてほしいです。
若者の恋愛離れが進んでいる。
2014年に内閣府が行った調査によると、
20~30代未満の恋人がいない男女の約4割が
「恋人がほしくない」と回答。
そのうちの半数が「恋愛が面倒」を理由に挙げていたという。
牛窪恵著ー2023年9月発行ー。
恋愛はしんどい、でも結婚したい
いつかは結婚したいけど
近年、若い世代を中心に「子どもはぜいたく品」
「結婚はし好品」と言われるようになった。
これらの言葉の裏には
「日々の生活に精一杯で、結婚・出産する余裕がない」
「結婚の優先順位は低い」という思いが見え隠れする。
だが、2021年に実施した国の第三機関による調査によると、
18~34歳の男女の8割以上が
「いずれ結婚するつもり」と回答している。
日本の未婚率は上がり続けている。
1990年時点では4.3%であった女性の生涯未婚率は、
2020年には17.8%に上昇。
わずか30年で4倍にもなり、女性のおよそ6人に1人が
「一生に一度も結婚しない」という結果が出た。
男性はさらに多く、4人に1人以上が生涯未婚者となっている。
生涯未婚率の上昇理由として、
社会学的によく言われるのは「バブル崩壊と経済不況」
「女性の社会進出」である。
そしてもう一つ、「見合い結婚と恋愛結婚の逆転」
を挙げる識者もいる。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、
1960年半ばから後半を境に、
それまで主流だった見合い結婚を恋愛結婚が追い越している。
その後も恋愛結婚は上昇し続け、
いまでは結婚カップルの8~9割を占めるようになった。
つまり「いずれ結婚する」ためには、
異性への「モテ」に左右される
「恋愛」という通過儀礼を経なければならないのだ。
団塊ジュニアの未婚率が高い理由
「結婚しない(できない)」若者が増えてきたのは、
1990年代半ば以降である。
未婚率を引き上げた起点は団塊ジュニア世代(1970~76年生まれ)、
通称「貧乏くじ世代」だ。
彼らは厳しい受験戦争を強いられた挙句、
バブル経済が崩壊して「就職氷河期」に当たってしまう。
バブル崩壊と経済不況は、所得と雇用の「格差」を生んだ。
1999年の労働者派遣法の改正により、
その後は男性の非正規雇用も急増。
その割合は近年まで15%前後で推移している。
正規と非正規の月収額の中央値は、
2022年時点で正規が約31万円、非正規が約21万円と
月10万円の開きがあり、年額にすると120万円にもなる。
男性は非正規や低所得の人ほど
「結婚しない(できない)」とされるが、実際、
非正規の未婚率は7割、正規の未婚率は2割程度。
近年はこうした格差が女性にも及んでいる。
また、女性の社会進出も未婚率の上昇理由の一端だ。
1990年代後半に「男女雇用機会均等法」が改正され、
職場における男女平等が本格化し始めた。
その結果「経済力を身につければ、焦って結婚しなくてもいい」
空気が醸成され、結婚の先送りにつながった。
Z世代の恋愛観
では、令和の若者「Z世代」はどうだろうか。
2021年の調査では、18~34歳の未婚の男女の「恋人なし」率は、
男性で7割強、女性で6割強であった。
バブル期の同調査では男女ともに4割前後であったことを考えると、
恋人のいない若者の割合が上がっていることがわかる。
いまの若者が恋愛に踏み込めない理由はいくつかあるが、
その1つが「超情報化社会」である。
SNSやスマホの普及により、
「リアルの恋愛はコスパが悪い」と考える若者が増えていた。
恋愛経験の有無にかかわらず、
ネットで得た恋愛情報や体験談を日々目にしているため、
分かった気になる「既視感」を強めてもいる。
さらに超情報化によって恋愛リスクも発生しやすくなっている。
ここ10年でセクハラやストーカー、デートDVなど恋愛を巡る様々な事件が
頻発するようになった。
また、大学のサークルやコミュニティ内での「和を乱す」恐れからも、
恋愛は避けられている。
リアルな恋愛の代替えとして「推し」にハマったり、
異性との性行為に憧れを持ったりしない若者も増えている。
婚活の落とし穴
マッチングアプリが婚姻率を上げない理由
2022年の民間調査では、
婚姻カップルの約10%が婚活アプリなどの「ネット系婚活サービス」
で出会ったと回答している。
効率的・合理的な出会いを促す「マッチングアプリ」は、
未婚化・少子化対策の切り札として注目されてはいるが、
実際は未婚率の改善にそれほど貢献していないようだ。
まず、20~30代の婚姻割合は全体的にほぼ横ばいか、
未婚率が増加傾向だ。
アプリで出会って結婚する人たちは、
婚姻カップル内では増えているものの、
婚姻数自体には貢献していないと見える。
その理由はいくつか考えられるが、
その1つは「マッチング層の偏り」だ。
彼らは元々活動量が多く、積極的にコミュニケーションがとれる。
つまり、アプリに頼らなくても出会えて結婚できる人たちなのである。
また、候補がたくさんありすぎて逆に選べなくなったり、
「選択の自由」があることで
逆に選択結果へ満足度が低くなったりすることが、
行動経済学の研究でも明らかだ。
こうした非合理的な行動が、
合理的なマッチングサービスの出会いを阻害している可能性がある。
つづく・・・。
わたしは「結婚」は「恋愛結婚」とイコールでした。
結婚したいなら、まず恋人を見つけて、
それなりの恋愛経験を積む必要があると思う世代。
昨今は少子化が進み、岸田政権は
「異次元の少子化対策」として子育て支援を拡充していますが、
そもそも結婚に至るまで、
少子化以前の問題の方が大きいようにも見えます。
19歳の孫にも彼氏はいないようです。
「彼氏じゃなくて彼女でもびっくりしないよ」
と言ってみましたが、そうでもないようです。
人を好きになるって素敵なことなんだけどなぁ~。
では、また明日^^