鬼滅の刃流 強い自分のつくり方 | ふーちゃんのブログ

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私のブログは、離れて暮らす子どもたちと孫たちに向けて書いています。

こんばんわ雨
 
 
 
 
次の花を咲かそうと月下美人をケアして吊り上げています。
つぼみについているヒゲが鬼にも見えなくはない。
 
わたしの孫世代が食い入るように読み、社会現象となった『鬼滅の刃』。
売り上げは5月には6000万を超え、
歴代のマンガで3番目の記録を更新されたそうです。
 
わたしは全シリーズを読んでないのですが、
登場人物のセリフや行動は子どもたちはもちろんのこと、
大人にとっても人生における大切なヒントが描かれています。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
『鬼滅の刃』を下敷きにしつつ、
「強い自分のつくり方」についての考えをまとめられた、
井島由佳著『鬼滅の刃』流強い自分のつくり方ー2020年4月発行ーから。
 
 
 
 
強い自分づくりに必要な心がけ
何事も積み重ねることが基本
強い自分をつくるには、目標を持つこと、
壁に跳ね返されたとしても、何度でもあきらめずにチャレンジすることが大切。
 
いまのやり方がダメだと思ったら、別の方法を考えてみる。
とくに大きな目標を達成しようとするとき、
その道のりは長く困難なものになる。
しかし苦しい時期や鍛錬に耐えることで、人間は確実に成長できる。
 
 
第6話で主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)が
最終選別試しに出た鬼のクビをはねることに成功し、
自らの成長を実感したシーン。
修行を積み重ねることで、技術が向上し、結果として精神力も強くなったのだ。
 
 
積み重ねた先の成功は、
「自分はできる」という有能感を高めてくれる。
何事も積み重ねることが基本。
 
 
 
積み重ねれば次の課題が見える
人生にはさまざまなライフステージがあり、
次のステージに進むにつれて難易度は上がっていく。
生きていくためにクリアしなければならないことは多く、時にはうまくいかないこともある。
 
 
悩みや苦しみの深さは、
それをどう自分のなかで処理したかによって変わる。
ひとつ解決すれば、次の新しい課題がかならず出てくる。
簡単に解決できるものはひとつとしてない。
 
 
そうして壁にぶつかったときこそ、
ポジティブに考えていくことが重要である。
「三歩進んで二歩下がる」ぐらいに考えたほうが、人生はうまく行くことも多い。
 
 
 
 
ひとつのことに徹底すると、自分なりの型が見つかる
炭治郎の同期である我妻善逸(あがつまぜんいつ)は、
師匠から伝授された「雷の呼吸」の6つの型のうち、
結局「壱の型」しか使えなかった。
 
 
しかしその型を徹底的に磨き上げ、
ついにはオリジナルである7番目の型を生み出し、因縁の敵を撃破することに成功した。
 
 
茶道をたしなまれた方には「守破離」でわかる?
ひとつのことに真剣に向き合えば上達するし、その先に独自の個性も生まれる。
基本を覚えたら、まずトライしてみる。
そしてうまく行かない経験から、原因と改善策を考える。
試行錯誤するうちに、自分なりのやり方が身につく。
強い自分になるには近道はない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
強くなるには、折れない心が必要
誰かのためにすることが自分を強くする
『鬼滅の刃』は、
主人公の炭治郎が鬼になった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、
鬼と戦う物語。
誰かのためという思いをもって行動を起こすと、
人はいつもより大きな力を発揮できる。
しかも誰かのために何かを達成したときのほうが、満足度も高い。
心理学用語では「向社会的行動」というそうだ。
 
 
自分のためにする娯楽と、他人のために行う慈善を比較した実験。
それによると、後者のほうが満足度は長続きしたという。
日本人、とりわけ都会に住む人は、他人に無関心なことが多い。
逆に言うと、他人のために行動できるような人は、
多くの人よりも強い心を持てているということだ。
 
 
 
 
誰かの期待が自分を強くする
「この仕事を君に任せる」と言われたことがある人もいるだろう。
幼いころに親や周りの大人から期待をかけられ、
「なんとかしなければ」という思いが芽生えた経験はないだろうか。
 
期待に応えたいと感じ、
使命感や責任感を覚えることは、人の持つ本能のようなもの。
多くの人は、褒められることで成長する。
実際、プラスの期待を持って接することで、
その人の能力が伸びることは研究でも示されている。
 
誰かから期待されていれば、
前向きな気持ちで引き受けたわけではなくても、
いつの間にか「自分がやらなければ」という使命感や責任感が芽生え、
与えられている役割をしっかりとこなせるようになる。
他人からの期待は、自分を強くしてくれるものなのだ。
 
 
 
 
誰かとの関りが自分を強くする
挫折しそうなときや困ったときなど、
自分が窮地に立たされた際、ふと誰かから受け取った言葉に助けられることがある。
その「誰か」は上司や同僚のこともあるし、
架空の人物の言葉や音楽の歌詞のときだってある。
 
 
自分の無意識下に刻まれた言葉は、
追い込まれたときや迷ったときに自然と思い出され、
窮地をしのぐためのきっかけとなることも多い。
 
 
こうした言葉は、誰かと関わるなかでしか得られない。
だからこそ、多くの人と関りを持つことだ。
自分の殻に閉じこもったままだと、困難な状況で逆転するきっかけがつかみにくい。
 
 
 
 
 
自分を強くするための習慣
何事にも素直であること
あなたは、他者の言葉を素直に耳に入れることができているだろうか。
素直に受け取り、前を向けているだろうか。
 
 
偏見や先入観は人の成長を妨げる。
逆に言えば、素直に他者のアドバイスを受け入れてみると、
意外とうまくいったり、楽しく取り組めたりすることがあるはず。
やってみないとわからないことはとても多い。
 
やるかどうかを悩むより、やってみてから続けるかどうかを考えてみよう。
挑戦することで、はじめて自分の適性に気づくこともある。
何事もやってみてから始まるのだ。
 
 
 
 
自分を限界まで鍛えていくこと
現代社会では、「やりすぎ」はとかく問題になる。
「炭治郎のように死ぬほど鍛えなさい」といったら、大バッシングを受けるだろう。
 
 
しかしそれが好きで好きでしかたのないことなら、
自分を徹底的に鍛え上げることはいい経験になる。
何かを達成しようと考えるなら、限界ギリギリまで自分を鍛え上げることは欠かせない。
 
 
 
 
ひとりでできないことはチームですること
ひとりでできることには限界がある。
『鬼滅の刃』では、互いに不足する部分を助けあい、
個の能力を高め合いつつ戦うシーンが多い。
 
 
仲間と協力しあうことで、
自分ひとりでは解決できなかったことが解決できたというのは、よくあることだ。
チームを組むとライバル意識が生まれることもある。
あなたが負けず嫌いなら、仲間がいることで、さらに向上心が生まれるかもしれない。
「この人に負けて悔しい」という気持ちは、大切にしたほうがいい。
 
 
 
 
 
仲間をひきつけられる秘訣
誰かを心から応援できること
他人の成功を祈り、がんばっている姿を応援する。
これができる人は多くない。
だがそうできる人が、結局は仲間をひきつける。
応援されて不愉快になる人は少数派だから。
 
 
他人を心から応援できるのは、
親身に接し、深くかかわろうという思いのあらわれだ。
前提として、他人に共感する力がなければならない。
プロスポーツの選手が、アウェーで戦うよりホームで戦ったほうが、
概してよい成績が得られる。
 
 
誰かを応援することは、誰かと深くかかわるということだ。
そして誰かと深くかかわるということは、自分自身を強くすることでもある。
ときには自分が応援される立場になることもあるだろう。
それも必ず成果を上げることにつながるはずだ。
 
 
 
 
素直な気持ちを伝えられること
日本では、「空気を読む」ことがたびたび求められる。
相手の意を汲むこと、それ自体はとても大切。
しかし最近は、そういった部分に意識が向きすぎていて、
自分の考えを素直に表現できない人が多くなっている。
 
 
それはストレスを溜めることにもつながる。
素直に自分の気持ちを伝えることが、事態を好転させるきっかけになることもある。
お互いを認め合えるようになることも、自分を強くするためには欠かせない。
 
 
 
 
謙虚でいられること
大切なのは謙遜することではなく、謙虚でいること。
謙虚でいられるということは、自分を冷静に分析できているということだ。
謙虚さというのは、そうした正直な態度を他者が評価することで成り立つ。
 
 
一方で謙遜している人は、内心だと自分のことをすごいと思っている。
謙遜とは、自分のことを自己評価よりも低く言っていることに、
他者が気づくことで成立する。
似ているが、両者には大きな違いがある。
 
 
自分に自信を持つことも大事。
しかしプロの世界で一流と言われる人は、謙虚な人が多い。
『鬼滅の刃』の炭治郎も、まさに謙虚そのものという人物。
強い自分をつくるうえで、彼から学べることは多い。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
鬼とは、人の弱さそのもの
 
『鬼滅の刃』に登場する敵役の鬼たちは、
自分さえよければ相手は死んでもかまわないという考え方をしている。
他人のことなどどうでもよく、
逆に自分は何をしてもよいというスタンス。
 
 
スポーツの世界で、
自分だけが活躍していたいために仲間との連携を無視してしまっては、
いずれ誰からもアシストしてもらえなくなるのは明白。
試合に出場することすらできなくなるだろう。
 
 
自分の思い通りにならなければ、すぐに利己的な考え方に走る。
そんなことをしていれば、思い通りになったとしても、
満足できるのは自分だけで、周りを不快にさせるだけ。
 
 
現代社会でも、恐怖で人を支配させようとする構造が目立つ。
代表的なのは、ブラック企業をはじめとした、上下関係や主従関係が明確で、
上に立つ者が強く力を発揮しているケース。
最終的には大問題に発展することも多い。
恐怖でつながっている絆はもろく、
必ずどこかでほころびが出てくるもの。
 
 
『鬼滅の刃』でも、塁という鬼が、恐怖を利用して疑似的な家族関係を築いていた。
これに対して、主人公である炭治郎は、
「強い絆で結ばれている者は信頼の匂いがする。
だけどお前たちからは恐怖と憎しみと嫌悪の匂いしかしない。
こんなものを絆とは言わない粉い物・・・偽物だ!!」
 
と力強く批判した。
恐怖に支配された関係に、信頼で結ばれた絆は存在しないのだ。
 
 
 
妬みや恨みが人を鬼にする
誰だって、嫉妬や羨望を感じることはあるものだ。
そういった感情は、すべて目標に変換すればいい。
改善点を見つけ、自分に何が足りていないのかを考える。
自分に足りないものを補うため、努力を積み上げていく。
自分を成長させ、強くするためには、そういった姿勢が不可欠なのだ。
 
 
ときには嫉妬心が反骨心となり、
成長のためのエネルギーとなることもある。
だが相手に危害を加えたり、否定的な言葉を口にしたりするなら、
それは自分が鬼になりかけている証拠。
 
自分にないものが欲しかったら、
それを手に入れるために努力を重ねるか、代わりとなるものを見つけるしかない。
 
 
 
 
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変わりたいけど変われない。
そんな悩みを子どもも大人も持っていて、
そんな気持ちを描かれているから多くの人の心に感動を与えたのだと思いました。
慈悲の心は人を動かし、自然と仲間をひきつける。
そしてそれは、未来や自分自身を変えることにつながる。
今度読み聞かせに行ったら、子どもたちとの会話が盛り上がりそうでございます。
 
 
 
では、また明日^^
 
 
 
 
 

 

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アップ

著者は、キャリアカウンセラーとしての専門家です。

でも専門用語はあまり使われておらず、読みやすい言葉で書かれています。