【節分の本当の捉え方】
鬼は外、福は内の豆まきを
息子は毎年楽しみにしています。
今年は筋トレの成果で、豆まきの威力が
凄まじく、鬼が強烈に叫んで逃げていました。
この豆まきのために、
豆を５袋くらい買いました。
恵方巻もスーパーでたくさん並んでいて
節分をこんなに意識する日本人は
すごいなと嬉しくなりました。
が、しかし恵方巻を食べただけで
福が来るって本当に思っていますか。
あなたの心の叫びを代弁してみます。
鬼は外（我が家から出て行って）
福は内（我が家にたくさんの福がありますように）
こう思っていましたよね。
この「我が家」というところが肝です。
私から不幸は出て行って
私に幸せが訪れますように
我が家でも私でも
「我」なのです。
出て行った鬼が
違う家に入っても
それはお構いなし
自分の家からだけ退散してくれればそれでオッケー
とまでは言わないけれど
これは本当の節分の意味でしょうか。
私に幸せが来たからあなたにも分けたい
私に悪いところがあったから
自分を見直します。
が本来ではないでしょうか。
日本にはお裾分け
お福分けという
素敵な習慣があります。
まさに福は、自分に寄せると逃げていきます。
福が来たら、あの人この人のおかげの福だから
恩送りをしようと思ってみてください。
そうして福を分けてあげる
ではなく
分けさせてい・た・だ・く
から福がますます増えるのです。
分けてあげるの精神は
あげてしまってなくなります。
分けさせていただくという精神は
分けてい・た・だ・け・るのです。
これも茶道の師匠から教わりました。
本当にそうだなと思います。
恵方巻を余分に作ったから
あなたにもあげると言えない時代になってしまいましたが
精神だけはそうありたいと
思いました。
そして節分の本来の意味を
今一度あなたにも
気づいてもらえたら嬉しいです。
美輪明宏さんの言葉で
意識している教えがあります。
人は光と闇のバランスが必ずある。
自分を光らせてもらっている人が
（つまり福が来たら）
恩送りやお福わけ
施しや感謝を
同じバランスでしていないと
必ずしっぺ返しが来ると。
だからお福わけは
本来あげている人の得ですから
堂々といただけば良いと思いますよ。
させていただく
ぜひ覚えておいてください。
これは私が２０１３年に書いた記事です。
今と全く同じことを言い続けています。
聞いてみてください。ユーチューブに慣れていなくて
棒読みですが。
椿の会の年中行事の教えは
このように節分の意味を分解して
お伝えするだけでなく
茶教に則り
もう一つ深く
お伝えできるようにしてあります。
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椿の会テーブルスタイル茶道 代表土屋るみ
