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【知られなければ意味がない】

どんなに良いものでも

知られていなければ

意味がなくなってしまいます。

あのスティーブ・ジョブズ氏も

そのような言葉を残されました。

 

 

だから知らせることの

天才だったのだと思います。

#知ったから必要になった

知らなかったら知らないで終わり。

茶道の世界もまさに同じです。

 

 

大学時代の恩師が

西陣織の会長だったこともあり

今から22年も前から

手機の職人さんたちの仕事を

見せてもらってきました。

現在はそのほとんどの方が

残っていませんし

あの古い手機もつい最近廃棄されたと伺いました。

 

 

ということは、

あの生の現場は

見られないのかなと心配しています。

完成した品物の美しさだけで

どれだけのことがわかるというのでしょう。

職人さんが一本一本の糸を紡ぎ

糸が生地になり

紋様が入り

生地の裏から鏡を当てながら

休まずに織り続けるあの光景

足踏みの音

縦糸横糸の音

職人さんの目や手

あの姿を見続けたから

帯一本が

家宝と思えます。

 

 

 

私がどんなにこの帯が素晴らしいと説明しても

あの光景を見なければ

伝わらないと思います。

 

 

 

本漆と漆まがいの違い

中国産漆と国産漆の違いも

ぱっと見で分かる方が少ないというくらい

使えば使うほど艶が出てくるのが

良い本漆なのです。

 

 

全身かぶれながら

一つの作品を仕上げる

職人さんを知るからこそ

尊さが変わります。

そういう尊いもの全てを

扱えるのが茶道です。

 

 

昔は茶道を習って何になるのかが

全くピンと来ていませんでした。

茶道というキーワードで

習いたいという行動が

全く紐つきませんでした。

先生と会いたいと思っていただけですから。

でも理由はなんであれ

知って始めてみると

それまで興味のあった

ファッションやメイクより

断然茶道に惹かれるという

まか不思議

だから茶道の魅力も

知られなければ

知らないで終わってしまいます。

 

 

これら全てを解決する方法がこれ!!

違う見せ方をして

まずは出会ってもらう

その後、魅力は知らせる

それで十分なのです。

スティーブ・ジョブズ氏のように

まずはたくさんの人に知っていただき

その中から運命の赤い糸を持った方だけが

結ばれるということで

良いと思います。

あなたの伝えたいことは

知られていますか。

 

「椿の会」はじめての茶道@名古屋