「椿の会」のブログにお越しくださりありがとうございます。
灰を学びに京都まで着物で運転しました。
二時間かけて灰を押さえ
その前の灰づくりは一年がかりです。
そもそもたった一人の誰かを迎えるための灰でもあります。
無言のご馳走なのです。
けれど一番は真の自分で迎えることが
最高のご馳走なのだと思います。
真の自分とは
自分でしか感じられません。
その為に二時間でも灰を押さえながら心を整えていく。
畳につくばって床を拭く。
京都行は実は大切な時間なのです。
道中の生徒さんとの会話や大事に想うことのシェア
そして京都に着けば待っていてくれる方たちとの語らい。
10年かけてより確信が見えてきました。
日々変わっていく表面的なことと
全く変わらない真の部分。
それを言葉にしなくても感じてくれている人のいる幸せ。
ありがたいな~としみじみ思います。
誰もが時々大きな気づきや頷きをすると思います。
けれどそれを維持していくことが大変。
数年後の目標を掲げ、
そこに到達するまで気持ちを持ち続けることが大変。
私はなかなかそれが出来ないので
いつもノートの1ページ目のような一日を重ねたいと思っています。
「最後のページまでノートを綺麗に書き込む」
という目標より
いつも新しい買ったばかりのノートの
最初の1ページのような気持ちが楽です。
お茶でなくてももちろん良いのですが
椿の会のお茶を通じてご縁のある方にはお茶を通じて
いつもリセットボタンを押し
新品の1ページを踏み出す時間となって欲しいなと思います。
「ずっと言っていることが
変わらないね」
と日々変わっているような私に、
古くからの友人が重ねて言葉をかけてくれました。
驚きとともにとても嬉しかったです。
やっぱり大事に想うことは
ここなのだなと振り返ることができました。