「椿の会」のブログにお越しくださりありがとうございます。


茶道を習うゴールとも言われるお茶事。

4時間ほどの長い時間をかけて
炭点前、懐石、濃茶、薄茶でおもてなしする
亭主と客の直心の交わりのひとときです。


深すぎて
まだまだ私は未知の世界です。


今回の器は
千種にある本漆専門店
高橋光琳堂さんのものを使わせていただきました。



「飯碗」「汁椀」「向付」が
折敷にのせられ運ばれてきます



「お酒」「向付」「煮物椀」「飯次」





「焼物」「預鉢」「強肴」

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「箸洗い」(小吸物)



「八寸」(海山の三種の肴)「お酒」


鮒の粕漬け




千鳥の盃

「湯桶」「香物」



正客の合図で
箸を膳の上で一斉に落とし
少し音をたて
水屋にいる亭主に
食事の終ったことを知らせます


主菓子「黄身しぐれ」




ここから場の空気を引き締め

本席主役ともいえるお濃茶をいただきます。

気を入れました。



干菓子は皐月に合うものをと探しましたが

いつもと変わり映えないので

新婚旅行から戻ってきたばかりの生徒さんからいただいた

中に黒ゴマが入ったオシャレなチョコレートを合わせてみました。


邪道ですが美しい。そしてお福分けの意味です。



薄茶を点てさせていただき

小野穣さんの💛の抹茶茶碗を全部違うカラーでお出ししました。




こんな流れのテーブル懐石となりましたが

テーブルでも気づけば

4時間。


裏方3名で7名様を迎えましたが

いっぱいいっぱいでした。


一人で準備を整えられる亭主の凄さを改めて感じずにはいられません。

しまも本来は

露地の掃除から水打ちから

こんなものではありません。


タイミングのやり取りも

煙草盆をいつ用意するのかも

いつ襖をしめていつ襖を開けたままにしておくのか・・。


茶事はそうそう経験できるものでもありませんし

敷居を低くしようのない

ある意味誰もが入れる領域のものではない

大事な大事な守られた茶の事です。


「触れる」レベルにも満たないかもしれませんが

このテーブルでの茶事スタイルは確実に広まっていく気がしております。


なんせ正座での4時間は不可能な人が多いのも事実です。


「テーブルでなら参加したいわ」

という声をたくさんいただいてはじめました。


触れる機会の一つになれば幸いです。

次回のテーブル茶事は

8月13日を予定しております。


すでに半数は埋まっております。

あと3 4名の募集で生徒さん優先で取らせていただきます。

よろしくお願い致します。


ご参加くださいました皆様

ありがとうございました。


手際良く

美味しい茶懐石を作ってくださる

橋本文野先生

感動致しました。


高橋道子さま

漆の器について語ってくださりありがとうございました。


「椿の会」はじめての茶道@名古屋