GWの後半を利用して、西日本を巡る茶道の旅に出かけてきました。
最初の日記はまず「松江編」です。
出雲大社への参拝をと考え滞在した島根県松江市
京都、金沢に並んで「日本三大和菓子の街」だということをご存知でしたか?
(恥ずかしながら松江に行くまで知りませんでした。。。)
初めて訪れた松江の街は、想像していたより都会でしたが
路地を車で走ると、あちらこちらに和菓子店の看板が。
早速、地元のタクシー運転手への聞き込みやスマホでリサーチするとそのワケに納得。
松江は和菓子が有名なだけでなく、
人口一人当たりの抹茶の消費量が日本一ではありませんか!!
そうです、茶道が・・・かなり盛んなんです!!!意外~~。
チャチャン(効果音)
時の松江藩七代藩主、松平不昧公(まつだいら・ふまいこう)は若くして茶を学び、
若干二十歳にして真の台子を伝授。一方で、財政難に苦しむ藩主としても重責を担っていました。
藩政が危うい時は、大好きな茶道も「ムダゴト」と説いて一切の贅沢を戒めて職務に没頭。
その成果もあって藩が豊かになるといなや、待ってましたと茶道ブレイク!!
大好きな茶道に惚け、多くの名物茶器を収集し大作の書物を著しました。
“キング・オブ・茶道”不昧公の影響もあって松江藩下では茶道文化根付き
今も薄茶が人々の日常にあるようです。何か素敵ですよね。
こちらが、不昧公好みの茶室「明々庵」
印象に残ったのは茅葺の屋根と軸に掲げられた不昧公筆の書の面白さ。
それと大切なポイントなのが、明々庵が佇む記念館の庭がとにかく綺麗なこと。
ゴミ一つなく、落ち葉も侘びの風情そのまま。
職員の方が早朝から一生懸命に掃除している姿に感心しました。
今も茶道の精神が日常に残る松江。 さぞ、不昧公殿もお喜びかと察しまする。。。