茶道で使う茶器。
その多くは、日本国内で作られたものではなく、
朝鮮半島や中国から入ってきたもので
「唐物(からもの)」と呼ばれ
高級品として重宝されてきました。
利休も真似た本場の「唐物」を探しに
韓国はソウルに向かいました。
まずは、ショッピング・マッサージ・韓国料理・スイーツと
定番の遊びどころをダダダダッ~っとおさえつつ…
↑ これでマッコリ1本飲んで、2000円くらい!安っ!!うまっ!!
↑ 渡りガニの秘伝の醤油付け「カンジャンケジャン」は美味!超うま!!
…いざ、茶器探しへ~
向かったのソウル市の地下鉄3号線、安国駅徒歩数分のインサドン地区。
ソウルの骨董通りの名の通り、器屋さんが立ち並ぶ。
歩き回る中で見つけたのがこちらのお店。
オジさんが1人で店番していて、お手頃価格のものから
人間国宝級の陶器もチラホラ。
そこに置かれていたお茶碗は、やっぱり日本で見かけるものと似ている。
黄瀬戸風の陶器茶碗から信楽っぽい赤茶けたモノまで。
う~ん、やはり日本の抹茶茶碗は朝鮮半島から伝わっていたんだなあ。
せっかくだから韓国っぽいものを探していると…
「コレ、高麗青磁と言って昔からある伝統的な器だよ!」と
オジさんがぽつり。
それは青緑の釉薬がかかった光沢のある茶碗。
瀬戸焼きの中にも、こんな色の釉薬がかかった茶碗があったっけ…
手に取ると、触り心地も直感的にGOOD。
「うん!コレだ!!」ということで
茶入れと一緒に手に入れました。
日本から、伝統の茶器をもとめて1千キロの旅。
利休さんがいた安土桃山時代では木船で1ヶ月。
いまや飛行機で2時間。
様々な思いを込めて
この高麗青磁で茶の湯を楽しんでいくつもりです。