本日の茶道のお稽古も、身の引き締まるものでした。
茶道の庵は、道場と同じ。
神聖で真剣な場所なのです。
それをふまえて、お稽古しているはずなのに長年のお稽古だったり
お稽古の回数が増えることで気が緩みます。
こんなにも毎日ブログで反省していたり、掃除したりしていても
心が緩む、心がぬける、心が汚れる
お客様を向かえ、亭主は完璧にお客様モードに気持ちを切り替えます。
「和顔愛語」 和やかな顔で、愛ある言葉を語る。
そして、見えない水屋や準備では、ねじりハチマキ、汗して労して動き尽くすのです。
その影の動きで学びの深さが全く違うそうです。
見える学び10% 見えない学び90%
はっきりおっしゃられました。
見えない努力をするからこそ、表面的なところだけに目がいかず
一歩奥の美しさに気づけるのだそうです。
頭では理解できるのに、まだまだ全然体に染み込みません。
私が茶道の真髄、心について語れることは何十年先、あるかどうかもわかりません。
本当に厳しく、真に触れられる世界だということはお伝えできます。
テーブル抹茶を教えさせてもらいつつ、私が学ばせていただいています。
これから何十年もこの世界で修行しつつ、いつか本当の茶道の魅力を語れる日がきたらいいな。
私の尊敬する師匠の人間性。
愛にあふれた、純粋な、厳しく思いやりのある、あの人間性を光に前に進みたいと思います。
叱咤激励、ありがたく受け止めた長い一日でした。