今回、「椿の会」で使わせていただいたお菓子
納屋橋まんじゅう 万松庵さん
(画像をお借りしました)
さらら
本日、初参加のある女性を思い浮かべてご用意させていただきました。
優しさと、しなやかな強さをそなえた女性
さらら皇女(さららのひめのみこと)から名付けた銘菓だそうです。
一口だけのお菓子にもやはり心をこめます。
そして、このお菓子屋の店主さんの考えにとても共感いたしました。
私ども和菓子屋は、伝統技術を受け継ぐ役目があります。
でも単に受け継ぎ次へ渡すだけでは、伝統技術は、錆付いてしまいます。
お客様の味覚は、いつも変化して、記憶だけが固定化されます。
お客様に「いつもかわらなく美味しい」と云われる為に、
その時代にあった新技術を考案し、変わらぬ味を造り上げる様に、
常に技術改変をし、伝統技術を伝承してまいります。
まさしく、茶道にも同じことがいえるのではないでしょうか。
お作法も精神もそのままの形で受け継ぐことはとても大切です。
しかし、時代は変化します。
そして年代によっても、育まれた環境によっても捉え方は変わってきます。
芯をかえず、伝え方を相手によって変えることは必要だと思います。
まずは、茶道のはじめの一歩は、楽しくゆる~くお伝えできればと思うのです。