茶碗には中国から将来されたもの


朝鮮半島から渡ってきたもの


日本国内で焼かれたものなどがあります。




千利休がわび茶の精神にかなうものとして


長次郎に焼かせたことから始まったのが楽焼です。



 一楽 二萩 三唐津


という言葉があるように


楽焼



萩焼



唐津焼



のお茶碗は茶道でよく用いられますが


「椿の会」では、サラダボールや大きめのお茶碗でも


代用して抹茶を点てたりもいたします。




それもOKですよね?




山口県 萩市の萩焼


佐賀県 唐津市の唐津焼



旅行のついでに窯元見学をしたり


旅の思い出に一つ買い求めてきたりするのも


楽しいですよ。



はじめての茶道「椿の会」




萩焼の七化け


聞いたことがありますか??




澄んだ色味の初々しい茶わんが、何年も使ううちに落ち着いた渋い雰囲気の茶わんに変る。萩焼が美しく時を重ねる様子を、やきものを知る人は「萩の七化け」という。

萩焼の茶わんは、ざっくりとした土味の胎土でつくられている。その土味が萩焼の魅力のひとつとなっているのだが、透水性があるため、表面の釉に入った貫入という細かいヒビの隙間から茶や酒などがしみ込み易い。長く使っているうちに、釉調が変化するのはそのためだ。

入り込んだ茶液などが残した色は、貫入の様子を際だたせ地紋のように見せたり、面白みのある色染みを生じさせたりする。

色の染み込み方は、使い手の扱い方によって随分違う。使う前に器に充分に水を含ませ、使用後は手でよく水洗いをして自然乾燥で完全に水分をとばす。そうした基本的な扱いはもちろんだが、風合を良くしていくのに大切なことは、使い続けることだという。「いくら立派な茶わんだからといって、大切にしすぎて使わなければ死んでしまう」というわけだ。

きちんと手入れをして長く使う。そうすることで、萩焼は「七つ」どころか無限に変る表情を愉しませてくれる。



どんなお茶碗も使い込んで育ててあげる。


私の師匠は、茶碗にも心をしなさい。


と教えてくださいました。


茶碗を育てる。


そんな楽しみも知っていただければと思います。


さて、これから「椿の会」のお稽古に行って参ります。


着付けもバッチリ整いました。


水無月は単衣のお着物ですね。



はじめての茶道「椿の会」