「てにをは」に気をつけるのはいうまでもなく、
違和感を生まないことが大事。
言葉に流れを生み出して、
時間と空間を動かしていく。流していく。
そうしなければ、その文は死ぬ。
舞台をきっちり作り上げたら、
あとはそこにキャストを配置する。
対象の立ち位置を気をつけなくちゃいけない。
「は」は客観的。「が」は主観的。
誰が何をどうするのか。
誰は何をどうするのか。
めんどうくさがってはいけない。
対象を思い浮かべて、
リアルに写実することを心掛けねばならない。
書き込む。
もっと書き込む。
もっともっと書き込む。
焦って筆を走らせることなく、
じっくりじっくりと書き上げていく。
好きな女に武勇伝を語るように、
面白可笑しく、かつ、わかりやすく。
読んだひとが、読んだものを愛してくれるように。