雨が降ったり止んだりの1日。
東京は真夏日というニュースに驚く位涼しい北国でした。おかげでソファで朝までグッスリ寝てしまいました😂



ということで、庭の話はなしで
先日行った
弘前市仲町重要伝統的建造物群保存地区
の話


冬はこんな幻想的な風景になる場所です


弘前城の北側に位置する仲町地区は
武家屋敷や表門が点在し、江戸時代の敷地割りを伝える武家町です。



旧岩田家だけ昔両親と訪れたことがあります
4棟のうち旧岩田家だけは当時からこの場所にあったもので、庭園も当時からのものだそう。



町内会企画の今回。
ボランティアガイドさんの説明付きで4棟まわりました。(ガイドは無料ですが2週間前までに要予約、武家住宅入館だけならは予約不要、無料)

建物内は靴を脱ぐので、4棟周るなら脱ぎ履きしやすいものがおすすめ😌



  • 石高により敷地面積や使う資材の制限があったこと
  • 表の観賞庭園の『坪庭』とは対極に裏の『カクジ』には実のなる木などを植え、質素な自給自足生活の暮らしをしていたこと(旧岩田家)
  • 士族の生活を支える事業としてリンゴ栽培が奨励されたこと
  • 二階を増築し養蚕していたこと


今の朝ドラ『ばけばけ』にもチラッと話が出てきてますが、地方の武家はかなり貧困だったんだそう。
母役の池脇千鶴さんがめちゃくちゃ良くて見入りました✨、実際の武家のたくましい母って感じ
弘前城のガイドもされてる方はかなり博識👏なので、色々聞きながら見るとかなり面白かったです。



笹森家では生け垣のサワラが一本大きく成長していました。サワラって伸びるとこんなになるのね💦



笹森家より岩木山が見えました



見事なねじれ松は、同じ通りに建つ一般住宅のもの。

この区域に建つ住宅は建築の際、壁や家の色、車庫シャッターの仕様にまで景観に関する規定があります。
弘前市仲町重要伝統的建造物群保存地区の管轄は教育委員会。

『サワラの生け垣は伐採できません(剪定除く)』と言われ、我が家はこの区域での建築をやめた過去があります。
色んな面倒な手続きや費用がかさんでも、この地区に絶対住みたいって思う人じゃないとね。


旧伊東家、旧梅田家の門


旧梅田家は旧伊東家の奥にあります。
サワラの配置は敵を内側から槍でつけるようにされているそう。


座敷に天井を張っていない旧梅田家の
中下級の武家屋敷の古風な様式

通常は1時間程度のガイドだそうです。
が、この日は2時間かけてゆっくり案内して頂きました。


弘前は空襲を免れているので、洋館や古い町並みがあちこちにありますが、ガイドをつけて歴史背景を聞きながらだと、住んでいてもかなり面白いと思いました。
機会があれば是非😌