『カシスウー論』 ~恵比寿ウェスティンホテル『ザ・ラウンジ』編~
こんにちは イイダテツヤです。
第65回『カシスウー論』は恵比寿ウェスティンホテルにある『ザ・ラウンジ』編です。
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以前、仕事で平日の朝9時にウェスティンホテルで待ち合わせをすることがあった。
別にめずらしいことではないし、
仕事なのだから、何時に、どこへでも行かなければならないのだが、
朝9時の待ち合わせというのは、どうにも好きになれない。
どうしても、朝のラッシュにばっちりぶつかってしまうからだ。
普段、家で仕事をしている私にとって、朝のラッシュは地獄以外の何ものでもなく、
あんな地獄を潜り抜けて、毎朝通勤しているサラリーマンたちは、
本当に、心の底から偉いと思う。
そんなわけで私は朝9時とか、10時の待ち合わせのときは、
思いっきり早く出かけて、現地で1~2時間仕事をするようにしている。
6時代なら電車はまだまだ空いているし、
早朝からカフェに行って、ノートパソコンをパチパチやってるなんて、
ニューヨークのビジネスマンみたいでかっこいいでしょ。
ニューヨークのビジネスマンのライフスタイルなんて、
正直、何も知らないけれど、まあ、それはそれとして・・・・
ウェスティンホテルの『ザ・ラウンジ』へ行ったのも、そんな平日の早朝だった。
7時過ぎにホテルに着いたのだが、店はちょうど朝食バイキングの時間で、
宿泊客と思われる人たちでけっこう賑わっていた。
さすが高級ホテルだけあって、金持ちそうな外国人とか、ちょっとしたご夫人たちが、
なかなか素敵なブレックファストを堪能していらっしゃった。
そんなセレブな雰囲気のなか、私はカフェオレを飲みながら仕事をしてたのだが、
カップの中身が8割ほどなくなったとき、ウェイターがすっと近づいてきて、
「新しいものをお持ちいたしましょうか?」と私に聞いた。
40代だと思われるなかなかベテランのウェイターで、
接客にちょうどよい笑顔と、スマートな立ち姿がじつに板についている。
そんな見てくれはどうでもいいとして、彼の言葉をもう一度確認してみたい。
「新しいものをお持ちいたしましょうか?」
きっとあなたは、何気ない一言だと思い、やり過ごしてしまうだろう。
しかし、私は気になった。
このベテランウェイターの言う「新しいもの」とは、有料だろうか、無料だろうか・・・・
卑しいと思われようが、なんだろうが、気になってしまったんだから仕方がない。
実際、あなたはどう思いますか?
ちなみに、ホテルのラウンジで飲むカフェオレは、だいたい1200円から1500円くらいする。
ウェスティンがどうだったかは忘れてしまったが、おそらくその程度の値段だったと思う。
そのときの私の気持ちを正直に言えば、有料でも、無料でも、おかわりなんて必要なかった。
どうせもうすぐ出なければならないし、朝から二杯も三杯もカフェオレなんか飲みたくないのだ。
だが、ちょうどいい笑顔のベテランウェイターが言った
「新しいものをお持ちしましょうか?」という言葉が、私はものすご~く気になってしまった。
だってさ、あまりにも微妙な表現だと思いませんか?
言っておきますが、私のカップは空ではありません。2割程度残っています。
そして、そのベテランウェイターは、私のカップをちらっと見てから、
「新しいものをお持ちしましょうか?」と言ったのだ。
バーのカウンターで、グラスが空になったお客さんに、
「何か、おつくりしましょうか?」とバーテンダーが言うのとは意味合いが違うのだ。
その種のシチュエーションなら、さすがに私だって「もしかして、無料かな」とは思わない。
そこまでバカではない。
しかし、早朝のウェスティンのラウンジで巻き起こったやり取りには、
「ムムっ、これって無料なのか?」という微妙な空気が宿っていた。
少なくとも、私にはそう思えた。
時間にしてわずか1秒の間に、それだけのことをあれこれ考えた挙句、
私は、初めから決めていたかのように「ぜひ、お願いします」とウェイターに告げた。
ここまできたら、知りたいじゃない。
もし有料だったら、メルマガでボロクソ書けばいいだけの話だしね。
すると、ウェイターは私のカップを下げることなく、
しばらく後に、まったく新しいカフェオレを持ってテーブルまでやってきた。
いわゆるコーヒーのおかわりのように、
ポットごと持ってきて、客の前でドボドボ注ぐのとはわけが違ったのだ。
その瞬間、「ああ、これは有料だな」と私は思った。
そりゃそうだよね。
もともと、高級ホテルというのは、
お客のためにさまざまなサービスを、それこそ事細かに提案してくれるが、
その一つ一つに金がかかるという世界なのだ。
リッチとラグジュアリーが常にパッキングされた天空の城なのだ。
(ウェスティンのラウンジは1階だけど・・・)
そんな天空の城にひとたび足を踏み入れたなら、
「新しいものをお持ちしましょうか」というフレーズに
「もしかして、無料かな」なんて卑しい期待をしてはならない。
それがホテルのルールというものだ。
郷に入っては郷に従え、
ウェスティンに行ったら、おかわりに金を払え、なのだ。
そんな具合に、私はひとしきり反省していたのだが、
いざ会計をしてみると、なんとカフェオレのおかわりは無料だった。
ウェスティンに行ったら、おかわりに金を払え、
じゃなかったのだ。
そ、そうだったのか・・・・
あのベテランウェイターは、私が夢中で仕事をしていたために、
カフェオレの残りが冷めてしまっていることを知っていて、
あえて「新しいものをお持ちしましょうか?」と尋ねてくれたのだ。
おお、ごめんよ、ベテランウェイター。
ゲスで、つまらぬ想像をして、「有料か、無料か」を知りたいばっかりに、
欲しくもないおかわりをお願いして、本当に申し訳なかった。
それでいて「もし、有料だったら、メルマガでボロクソ書いてやんぞ!」なんて、
さもしい思いを抱いてしまって、マジで、リアルにごめんなさい。
これからも、そのすばらしいホスピタリティで、
ゲストの方たちに最高の時間を提供してあげてください。
ビバ・ウェスティン!
オーレ、あのベテランウェイター!
念のために言っておきますが、
カフェオレのおかわりがいつも無料なのかどうかはわかりませんので、誤解しないでください。
たまたま私のときは特別なサービスをしてくれたのかもしれないので、
間違っても、「あるメルマガにおかわりは無料だって書いてましたよ!」なんて、
ホテルの人に言わないでください。
おかわりが有料でも、無料でも、優雅に、平然と、たおやかに、お茶の時間を楽しんでください。
高級ホテルとはそういう場所でございますのよ、みなさま。
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こんにちは イイダテツヤです。
第65回『カシスウー論』は恵比寿ウェスティンホテルにある『ザ・ラウンジ』編です。
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別にめずらしいことではないし、
仕事なのだから、何時に、
朝9時の待ち合わせというのは、どうにも好きになれない。
どうしても、朝のラッシュにばっちりぶつかってしまうからだ。
普段、家で仕事をしている私にとって、
あんな地獄を潜り抜けて、毎朝通勤しているサラリーマンたちは、
本当に、心の底から偉いと思う。
そんなわけで私は朝9時とか、10時の待ち合わせのときは、
思いっきり早く出かけて、現地で1~
6時代なら電車はまだまだ空いているし、
早朝からカフェに行って、
ニューヨークのビジネスマンみたいでかっこいいでしょ。
ニューヨークのビジネスマンのライフスタイルなんて、
正直、何も知らないけれど、まあ、それはそれとして・・・・
ウェスティンホテルの『ザ・ラウンジ』へ行ったのも、
7時過ぎにホテルに着いたのだが、
宿泊客と思われる人たちでけっこう賑わっていた。
さすが高級ホテルだけあって、金持ちそうな外国人とか、
なかなか素敵なブレックファストを堪能していらっしゃった。
そんなセレブな雰囲気のなか、
カップの中身が8割ほどなくなったとき、
「新しいものをお持ちいたしましょうか?」と私に聞いた。
40代だと思われるなかなかベテランのウェイターで、
接客にちょうどよい笑顔と、
そんな見てくれはどうでもいいとして、
「新しいものをお持ちいたしましょうか?」
きっとあなたは、何気ない一言だと思い、
しかし、私は気になった。
このベテランウェイターの言う「新しいもの」とは、
卑しいと思われようが、なんだろうが、
実際、あなたはどう思いますか?
ちなみに、ホテルのラウンジで飲むカフェオレは、
ウェスティンがどうだったかは忘れてしまったが、
そのときの私の気持ちを正直に言えば、有料でも、無料でも、
どうせもうすぐ出なければならないし、
だが、ちょうどいい笑顔のベテランウェイターが言った
「新しいものをお持ちしましょうか?」という言葉が、
だってさ、あまりにも微妙な表現だと思いませんか?
言っておきますが、私のカップは空ではありません。
そして、そのベテランウェイターは、
「新しいものをお持ちしましょうか?」と言ったのだ。
バーのカウンターで、グラスが空になったお客さんに、
「何か、おつくりしましょうか?」
その種のシチュエーションなら、さすがに私だって「もしかして、
そこまでバカではない。
しかし、
「ムムっ、これって無料なのか?」
少なくとも、私にはそう思えた。
時間にしてわずか1秒の間に、
私は、初めから決めていたかのように「ぜひ、お願いします」
ここまできたら、知りたいじゃない。
もし有料だったら、
すると、ウェイターは私のカップを下げることなく、
しばらく後に、
いわゆるコーヒーのおかわりのように、
ポットごと持ってきて、
その瞬間、「ああ、これは有料だな」と私は思った。
そりゃそうだよね。
もともと、高級ホテルというのは、
お客のためにさまざまなサービスを、
その一つ一つに金がかかるという世界なのだ。
リッチとラグジュアリーが常にパッキングされた天空の城なのだ。
(ウェスティンのラウンジは1階だけど・・・)
そんな天空の城にひとたび足を踏み入れたなら、
「新しいものをお持ちしましょうか」というフレーズに
「もしかして、無料かな」なんて卑しい期待をしてはならない。
それがホテルのルールというものだ。
郷に入っては郷に従え、
ウェスティンに行ったら、おかわりに金を払え、なのだ。
そんな具合に、私はひとしきり反省していたのだが、
いざ会計をしてみると、なんとカフェオレのおかわりは無料だった。
ウェスティンに行ったら、おかわりに金を払え、
じゃなかったのだ。
そ、そうだったのか・・・・
あのベテランウェイターは、私が夢中で仕事をしていたために、
カフェオレの残りが冷めてしまっていることを知っていて、
あえて「新しいものをお持ちしましょうか?」
おお、ごめんよ、ベテランウェイター。
ゲスで、つまらぬ想像をして、「有料か、無料か」
欲しくもないおかわりをお願いして、本当に申し訳なかった。
それでいて「もし、有料だったら、
さもしい思いを抱いてしまって、マジで、リアルにごめんなさい。
これからも、そのすばらしいホスピタリティで、
ゲストの方たちに最高の時間を提供してあげてください。
ビバ・ウェスティン!
オーレ、あのベテランウェイター!
念のために言っておきますが、
カフェオレのおかわりがいつも無料なのかどうかはわかりませんの
たまたま私のときは特別なサービスをしてくれたのかもしれないの
間違っても、「
ホテルの人に言わないでください。
おかわりが有料でも、無料でも、優雅に、平然と、たおやかに、
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