『カシスウー論』 ~銀座のイタリアンレストラン 『Desse 銀座』編~
こんにちは イイダテツヤです。
第46回『カシスウー論』は、銀座にあるイタリアレストラン『Desse 銀座』編です。
ちなみに「デッセ」と読みます。
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銀座一丁目の交差点を築地方面に向かい、
おそらく三つ目くらいの角を左に曲がって、しばらく歩くと左側の地下に『Desse 銀座』はある。
地下へと続く階段の横には、よくあるタイプの黒板が出ていて、
おすすめメニューなんかを書いてあるので、探す気になれば、たぶん見つかると思います。
私は知り合いと二人でふらりと入ったのだが、
後でインターネットで調べてみたら、オーガニック野菜を使った料理を出す、けっこう評判のお店みたいだった。
しかし、残念ながら私たちは八丁堀でおいしい寿司を食べてきたところだったので、
『Desse 銀座』では、少しお酒を飲めればそれでいいという感じだった。
食事をしないなら、イタリアレストランなんかに入らず、カフェやバーなどもっとふさわしい店があるだろ!
というご指摘は、重々承知です。
できることなら、私だってそうしたかった。
しかし、私たちは八丁堀でお寿司を食べた後、「もう一杯だけ飲みましょうか」なんて言いながら、
ほとんど店が見当たらないエリアを抜けて、とぼとぼと京橋付近まで歩いてきてしまったのだ。
それも冷たい雨が降り、「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう・・・」(by 残念なくらいブサイクな山下達郎)
みたいな天気のなかの移動だった。
そんな心も体も冷え切った状態で、「とりあえず、銀座方面に向かってみますか」なんて話しながら、
適当な角を曲がった先にあったのが『Desse 銀座』だったのだ。
もう、入るしかないでしょう。
もちろん、私だって食事もしないのに、イタリアンレストランに入るのは気がひける。
だから、店の入口では「食事は済ませてきちゃったんですけど、飲むだけでも構いませんか?」
と、ていねいに尋ねたのだ。
そのくらいの良識は私だって備えているのだ。
すると、若くて、イケメンの店員さんが「もちろん、大丈夫ですよ」とものすごく感じよく言ってくれたから、
飲むだけなのに(というより、ほとんど飲みもしないのに)『Desse 銀座』に入ったのだ。
そして、私たちが席に着くなり、好感度バツグン、白いシャツをかっこよく着こなしたイケメンが
「うちはイタリアワインをかなり豊富に揃えているんですよ。ですから、飲むだけでも大歓迎ですよ」
と、これまた猛烈に感じよく言ってくれたのだ。
彼の接客はすばらしい。それは間違いない。
季節がら、プランタンでチョコを買ってきて、いますぐ彼に渡したいくらいだ。
(言うまでもなく、その時間、プランタンは閉まっているが・・・)
しかし、彼のすばらしい接客ゆえの問題もある。
感じよく「イタリアワインを揃えているから、大歓迎ですよ」なんて言われてしまうと、
カシスウーロンが頼みづらくなってしまうじゃないか・・・
ささやかな抵抗というより、無力なささやきという感じで「はあ、まあ、ははは・・・」と言いながら、
微妙な笑顔を返してはみたが、彼に私の心のうちが伝わるはずもない。
そりゃそうです。引きつった笑顔を向けたくらいで、
「ああ、この人はメルマガを書いていて、カシスウーロンを頼みたいんだな」なんて思うはずがない。
結局、私はなす術も無く「そ、それじゃあ・・・、か、軽めの白ワインを・・・」なんてオーダーしてしまったのだ。
カシスウーロンの看板を背負っている男が、そんな気弱なことでどうするっ!
というお叱りは、甘んじて受けます。
私だって立場が逆なら、緊張している若手芸人みたいに、力の加減なしにつっこみたいところだ。
でもさぁ、立派な大人が、イタリアレストランに入って、飯も食わずに、
めちゃくちゃ感じよくすすめられたワインをばっさり断って、
よりによってカシスウーロンを頼むっていうのは、なかなか高いハードルですよ・・・・
以前、私の友人が餃子専門店へ行って、「シュウマイは置いてないんですか?」と言ったことがあるが、
そのくらい「じゃあ、来るなよっ!」と言いたくなるシチュエーションになってしまうだろう。
だから、仕方なく、私は白ワインをちびちび飲むことになったわけです。
まあ、その、別に負け惜しみを言うわけじゃありませんが、
すすめられた白ワインは、けっこうおいしかったです。ホントに・・・
一応、形だけでも、と思い「これは、何ていうワインですか?」とイケメンに聞いてみたが、
予想通り、銘柄は覚えられなかった・・・・
なんとかっていうブドウと、カベルネ・ソーヴィニヨンを使っているとのことだったが、
そんな情報では『THIS is ソムリエ』こと田崎真也さんでも、正解にたどり着けないだろう。
というわけで、近いうちに『Desse 銀座』には再挑戦しなければならないと思っている。
私だって学習はするので、多少の戦略は練ってある。
イケメンが私の顔を覚えていないことを祈りつつ席に着いたら、
「いやぁ、お酒はほとんど飲めないんですけど、
オーガニック野菜を使った料理がおいしいって聞いたもんですから・・・・」
というキャラクターを演じつつ、「カシスウーロンかなんかありますかね・・・」なんて言ってみるのだ。
感じのよさは折り紙つきのイケメンなので、きっと気持ちよくオーダーを受け入れてくれるだろう。
カシスウーロンの看板を背負うっていうのも、人知れず苦労があるものなのです。
そりゃあ、たしかに、背負ってくれって誰かに言われたわけでもないけどさ・・・
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こんにちは イイダテツヤです。
第46回『カシスウー論』は、銀座にあるイタリアレストラン『Desse 銀座』編です。
ちなみに「デッセ」と読みます。
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銀座一丁目の交差点を築地方面に向かい、
おそらく三つ目くらいの角を左に曲がって、しばらく歩くと左側の地下に『Desse 銀座』はある。
地下へと続く階段の横には、よくあるタイプの黒板が出ていて、
おすすめメニューなんかを書いてあるので、探す気になれば、たぶん見つかると思います。
私は知り合いと二人でふらりと入ったのだが、
後でインターネットで調べてみたら、オーガニック野菜を使った料理を出す、けっこう評判のお店みたいだった。
しかし、残念ながら私たちは八丁堀でおいしい寿司を食べてきたところだったので、
『Desse 銀座』では、少しお酒を飲めればそれでいいという感じだった。
食事をしないなら、イタリアレストランなんかに入らず、カフェやバーなどもっとふさわしい店があるだろ!
というご指摘は、重々承知です。
できることなら、私だってそうしたかった。
しかし、私たちは八丁堀でお寿司を食べた後、「もう一杯だけ飲みましょうか」なんて言いながら、
ほとんど店が見当たらないエリアを抜けて、とぼとぼと京橋付近まで歩いてきてしまったのだ。
それも冷たい雨が降り、「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう・・・」(by 残念なくらいブサイクな山下達郎)
みたいな天気のなかの移動だった。
そんな心も体も冷え切った状態で、「とりあえず、銀座方面に向かってみますか」なんて話しながら、
適当な角を曲がった先にあったのが『Desse 銀座』だったのだ。
もう、入るしかないでしょう。
もちろん、私だって食事もしないのに、イタリアンレストランに入るのは気がひける。
だから、店の入口では「食事は済ませてきちゃったんですけど、飲むだけでも構いませんか?」
と、ていねいに尋ねたのだ。
そのくらいの良識は私だって備えているのだ。
すると、若くて、イケメンの店員さんが「もちろん、大丈夫ですよ」とものすごく感じよく言ってくれたから、
飲むだけなのに(というより、ほとんど飲みもしないのに)『Desse 銀座』に入ったのだ。
そして、私たちが席に着くなり、好感度バツグン、白いシャツをかっこよく着こなしたイケメンが
「うちはイタリアワインをかなり豊富に揃えているんですよ。ですから、飲むだけでも大歓迎ですよ」
と、これまた猛烈に感じよく言ってくれたのだ。
彼の接客はすばらしい。それは間違いない。
季節がら、プランタンでチョコを買ってきて、いますぐ彼に渡したいくらいだ。
(言うまでもなく、その時間、プランタンは閉まっているが・・・)
しかし、彼のすばらしい接客ゆえの問題もある。
感じよく「イタリアワインを揃えているから、大歓迎ですよ」なんて言われてしまうと、
カシスウーロンが頼みづらくなってしまうじゃないか・・・
ささやかな抵抗というより、無力なささやきという感じで「はあ、まあ、ははは・・・」と言いながら、
微妙な笑顔を返してはみたが、彼に私の心のうちが伝わるはずもない。
そりゃそうです。引きつった笑顔を向けたくらいで、
「ああ、この人はメルマガを書いていて、カシスウーロンを頼みたいんだな」なんて思うはずがない。
結局、私はなす術も無く「そ、それじゃあ・・・、か、軽めの白ワインを・・・」なんてオーダーしてしまったのだ。
カシスウーロンの看板を背負っている男が、そんな気弱なことでどうするっ!
というお叱りは、甘んじて受けます。
私だって立場が逆なら、緊張している若手芸人みたいに、力の加減なしにつっこみたいところだ。
でもさぁ、立派な大人が、イタリアレストランに入って、飯も食わずに、
めちゃくちゃ感じよくすすめられたワインをばっさり断って、
よりによってカシスウーロンを頼むっていうのは、なかなか高いハードルですよ・・・・
以前、私の友人が餃子専門店へ行って、「シュウマイは置いてないんですか?」と言ったことがあるが、
そのくらい「じゃあ、来るなよっ!」と言いたくなるシチュエーションになってしまうだろう。
だから、仕方なく、私は白ワインをちびちび飲むことになったわけです。
まあ、その、別に負け惜しみを言うわけじゃありませんが、
すすめられた白ワインは、けっこうおいしかったです。ホントに・・・
一応、形だけでも、と思い「これは、何ていうワインですか?」とイケメンに聞いてみたが、
予想通り、銘柄は覚えられなかった・・・・
なんとかっていうブドウと、カベルネ・ソーヴィニヨンを使っているとのことだったが、
そんな情報では『THIS is ソムリエ』こと田崎真也さんでも、正解にたどり着けないだろう。
というわけで、近いうちに『Desse 銀座』には再挑戦しなければならないと思っている。
私だって学習はするので、多少の戦略は練ってある。
イケメンが私の顔を覚えていないことを祈りつつ席に着いたら、
「いやぁ、お酒はほとんど飲めないんですけど、
オーガニック野菜を使った料理がおいしいって聞いたもんですから・・・・」
というキャラクターを演じつつ、「カシスウーロンかなんかありますかね・・・」なんて言ってみるのだ。
感じのよさは折り紙つきのイケメンなので、きっと気持ちよくオーダーを受け入れてくれるだろう。
カシスウーロンの看板を背負うっていうのも、人知れず苦労があるものなのです。
そりゃあ、たしかに、背負ってくれって誰かに言われたわけでもないけどさ・・・
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