『カシスウー論』 ~新橋の居酒屋『菊三八(きくみや)』編~


 こんにちは イイダテツヤです。 
 さて、第43回『カシスウー論』は、新橋にある居酒屋『菊三八(きくみや)』編です。

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 『菊三八(きくみや)』は新橋駅に直結している新橋駅前ビルの地下一階にあるので、
 「どこかで飲みたいけど、雨が降っていて、歩きたくないな」というときには便利な店だ。

 まあ、それ以外にはびっくりするくらい個性がないので、ほかに言うことはありません。

 新橋のサラリーマンが会社帰りに一杯やるための店で、オシャレというわけでもなく、汚くもなく、
 値段が高いわけでも、安いわけでもなく、
 料理がめちゃくちゃおいしいわけでもなく、といって決してまずくはない店をつくってみよう。

 というお題があったら、その正解が『菊三八』だ。 

 新橋(というより、汐留だけど)と言えば、日テレの「NEWS ZERO」をたまに観る。
 誰がいいと言うわけではないけれど、誰が悪いという感じもしない。
 良くも悪くも「プラスマイナスゼロ」なのが、「NEWS ZERO」なのだ。


 そんな中庸な番組のなかでも、
 嵐の櫻井翔くんがやっている「イチメン」というコーナーはけっこう好きだ。

 政治や経済の基礎知識を解説してくれるコーナーなのだが、この説明がじつにわかりやすい。
 まさか、本人が原稿を書いているわけではないんだろうけど、それにしても、ものすごくわかりやすいのだ。

 メインキャスターの村尾さんが真面目な顔で、櫻井くんを「櫻井キャスター」と呼ぶのには、
 いつまでたっても慣れないが、どうやらこの点については改善するつもりはないようだ。

 村尾さんのことは、みんな普通に「村尾さん」って呼んでるんだから、
 櫻井くんだけ「キャスター付き」で呼ぶのは、半人前の人を無理矢理そう呼んでいるみたいで、
 かえってかわいそうに思うんだけど、みんなはそうは感じていないのだろうか。

 まあ、呼び名はどうでもいいとして、先日櫻井くんが説明してくれたのは特捜部に関する話だった。

 知ってる人は知ってるだろうが、日本では犯罪を捜査、逮捕するのは警察で、
 それを裁判にかけるかどうか、つまりは起訴するかどうかを検察が決める仕組みになっている。
 
 しかし、「こりゃ、逮捕するのが難しいですぜ」「ホントに逮捕しても、大丈夫なんすかね・・・」
 みたいな微妙な案件については、検察が直接捜査、逮捕することになっているらしい。

 高度な法解釈とか、政治判断が必要ということなのだろう。

 そして、その特別な捜査を担当するのが、地検の特別捜査部である。
 ドラマや映画でお馴染みの「特捜部」というわけだ。

 さらに、そのなかでも東京地検にある特別捜査部が、
 ダークなスーツで、ダンボール箱を運ぶ集団こと『東京地検特捜部』である。

 もちろん、櫻井くんがそんなヘンテコな説明をしたわけではないが、
 ざっくり言うとその手の話をわかりやすく教えてくれたのだ。

 アエラに載っていた記事によると、全国に検察官は2600人いるが、東京地検特捜部のメンバーは約35人。
 まさに、エリート中のエリートだ。
 だからこそ、報道陣のカメラの前で、あんなにもエクスタシーを感じながら、ダンボールが運べるのだろう。

 別に、東京地検特捜部をバカにしているわけじゃありません。
 まあ、でも、何と言うか、あんなすました顔してダンボール箱を運んでいる人って、滅多にいないでしょ。

 実際に見たわけではないが、折りたたんであるダンボール箱を組み立てるときも、
 ウソみたいにテキパキしてるんだろうなぁ・・・と想像すると、やっぱりちょっと笑えてしまうのだ。


 最近は「小沢 vs 特捜部」みたいな構図で盛り上がっていて、国会でもその話題で持ちきりみたいだけれど、
 もっとほかに話し合うことがあるんじゃないかと普通に思う。

 特捜部と小沢さんが、あれこれやりあうのはいいけれど、
 それを国会まで引きずる必要はないんじゃないかと思うのだが、みんなはどう思っているのだろう。

 小沢さんが土地を購入したお金をどこから出したかなんて、
 国会議員が集まって、ワイワイ野次を飛ばしながらする話じゃないだろう。
 
 小沢さんのやり方に問題があるなら、逮捕するなり、なんなりとすればいいと思うけれど、
 国会で時間を費やす必要はないと思う。


 とは言いながら、小沢さんの話をすると、、
 日テレの『太田総理』という番組のなかで、金美齢(きんびれい)というおばさんが、

 「4億円ものお金を現金でやりとりするのはおかしい。
 やましいところがないなら、銀行振り込みにするはずだ」と話していた。

 言われてみれば、その通りだ。
 4億円を現金でやり取りするなんて、麻薬か拳銃の取り引き以外に考えられない。

 東京地検特捜部にいなくたって、そのくらいのことはわかる。
 (あるいは、東京地検特捜部にいないから、そのくらいのことしかわからない・・・・)
 
 いずれにしても、埠頭の近くの倉庫街に、遠くの方から黒塗りの車がすべるように近づいてきて、
 先に来ていた組のボスが、真っ白なダブルのスーツを着て、
 バハマ産の高級葉巻を大きくふかす場面に登場するのが、現金の4億円である。

 どっかの土地を「売ります、買います」みたいなシーンには似つかわしくないのだ。

 すると当然、東京地検特捜部というより、石原プロモーションの仕事になるわけで、
 マグロ団長のサングラスと、舘ひろしのバイクを急いで用意しなければならない。
 
 ということは、小沢さんは相当悪いことをしたんじゃないか、と思ってしまうわけである。

 
 せっかく櫻井くんが、真面目に教えてくれたのに、
 こんなアホみたいなことばかり考えているから、日本人はレベルが低いとか言われてしまうのだろうか。

 まあでも、「特捜部」が「特別捜査部」の略だってことを知っただけでも、一歩前進ではないか。

 この知識をもともと知っていた人にとっては、結果としてアホ話につきあっただけなので、
 二歩ほど後退したことになりますけどね・・・



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