『カシスウー論』 ~品川のカフェ『トランスファー』編~


こんにちは イイダテツヤです。 
第33回『カシスウー論』は、品川にあるカフェ『トランスファー』編です。


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『トランスファー』は品川駅に直結しているアトレの4階にあるので、場所の説明は不要だろう。
アトレの4階は全体がレストランフロアになっていて、なかでももっとも広々とした店が『トランスファー』である。

壁の仕切りがまったくない、カジュアルなカフェで、ボリュームのあるハンバーガーがウリの店らしい。
私たちが訪れたのはちょうどランチタイムで、フロア全体がけっこう混雑していたので、
失礼ながら、仕方なく『トランスファー』に入った。

残念ながら、今日は『トランスファー』へ行きたいなぁと、ちょくちょく思うようなタイプの店ではない。
すぐそこにあって、空いていれば、まあ、それもよし、という感じである。

『トランスファー』へは、男三人で行ったのだが、
そのうちの一人(Fくん)が「ブログのネタに、カシスウーロンを飲んだらどうですか?」と言ってくれたので、
一杯だけカシスウーロンを飲むことにした。

もっとも酒を飲まない私が、昼間から一人だけアルコールを飲むというのも奇妙な図だが、
それだけブログが浸透しているといことで、それはそれでよしとしよう。

ランチを食べながら、結婚話が話題になった。

私にカシスウーロンをすすめてくれたFくんは三十代半ばで、
最近は結婚について、けっこう真面目に考えているらしい。

といっても、決まった相手がいるわけではなく、
「どうしたら、結婚できますかねぇ?」と 私たち二人に、どストレートな質問を投げかけてきた。

Fくんの情報を整理すると、年齢は三十代半ば、出版社勤務で、おそらく年収もそこそこ。
容姿はまあまあだが、どこへ行っても「キモチわる~い!」なんて言われることはないはずだ。

話が抜群におもしろいということはないが、とりたてて嫌みな感じはしないし、
誠実というか、真面目な印象で、大きな問題は感じない。

私が知る限り、金遣いが荒いこともなさそうだし、ギャンブルに狂っている様子もない。 
もともと仕事は熱心で、人当たりだって悪くない。

要するに、彼はなかなかの物件なのだ。
世の女性のみなさん、彼はどうしたら結婚できるでしょうか。


余談ながら、私はいつもダラダラと、どうでもいいネットニュース読んでしまうので、
そんな信憑性の低いニュースソースから得た近頃の結婚事情を紹介すると、
最近は、交際一年未満の電撃婚が増えているらしい。

交際期間一年未満で結婚したカップルが、全体の36.8%いて、一年以上二年未満が、24.3%いるという。

このデータを見る限り、現在彼女がいないFくんにも、近く結婚するチャンスがあると言えなくもない。
彼女ができてしまえば、結婚までは遠くないというわけだ。

「彼女ができてしまえば・・・」という高くて、分厚い壁については、まあ、それは、それとして・・・・

さらに別のデータに目を向けると、三十代半ばから後半にかけての未婚率はかなり上昇しているらしい。  

私が見たデータによると、最新の調査は2005年の分で、35歳~39歳の男性の未婚率は30.9%ということだ。
じつに三人に一人が未婚のまま、40歳を迎える。

同じ記事には、生涯未婚率についての記載もあり、
50歳の時点で一度も結婚したことのない人の率を「生涯未婚率」と言うらしい。

50歳を超えてから初めて結婚する人もいるだろうに、そんな人たちをつかまえて「生涯未婚」とは失礼な話だが、 名称の是非は置いておいて、2005年の生涯未婚率は15.9%だった。

35歳~39歳までの未婚男性が二人いたら、そのうちの一人は50歳を超えても結婚できないという計算だ。

と、まあ、データの鬼みたいに数字を並べてみたが、
「結婚したいのに、できない」と言っている人の多くは“バランスのワナ”にはまっている
と私は分析する。

これはむしろ女性に多いパターンだが、結婚相手に求める条件を聞いてみると、
「年収は400万円くらいで、性格の相性がよくて、ルックスがまあまあだったら、別の問題ないよ」
なんて言う人がけっこういる。

一見すると、まあまあの条件だが、
この手の条件を挙げて、「私はそんなに高望みしているわけじゃないよ」と主張する人は、
「バランスがいい」ということが、とてつもなく大きな魅力であることに気づいていない。

年収が400万円で、性格とルックスがまあまあの男がいたら、
おそらくそいつにはすでに相手がいるはずだ。

何と言っても、彼はバランスがいいからだ。

これは男性が女性を見る場合でもまったく同じことが言える。

「ルックスがそこそこよくて、性格が明るくて、それなりに料理ができれば十分だよ」なんて言う男がいるが、
そんな女の子は、誰が見たって十分に魅力的だ。

本当に高望みをしないためには、一点豪華主義の逆で「一点ガマン主義」が必要なのだ。

ルックスはいいけど、性格は最悪とか、
年収は1000万以上だけど、デブで、ハゲで、気持ち悪いなど、
ガマンするポイントを決めるのが、真の「高望みをしない」ということなのだ。

高望みをしなければ、世の中にはいい人がたくさんいる。

そりゃあ、まあ、救いようのない欠点ほど、痛いくらい目に飛び込んでくるものだが、
その一点だけをうまくかわすことができれば、あとはそれなりにうまくいく。

欠点が目に飛び込んでくる状態で、「あばたもえくぼ」というわけにはいかないだろうが、
「あばたには目をつぶって、えくぼだけに注目する」ことが大事なのだ。

そうすれば、あなたにも幸せな結婚が訪れる。

それでも、どうしてもバランス重視でいきたいという人は、
各項目の合格ラインをかなり低めに設定する必要があるだろう。
全体を三~五割ずつダウンさせるくらいの思い切りが必要なのだ。


バランスを取るか、一点ガマン主義で行くか。
まずは、これを決めることが先決だ。 どうする、Fくん・・・・