『カシスウー論』 ~青山のレストラン『カシータ』編~
こんにちは 菓子酢ウーロンです。
第8回「カシスウー論」は、青山のレストラン『カシータ』編です。
表参道の交差点から、246を渋谷へ向かって数分歩くと、
右側に「ラポルト青山」というオシャレな店がたくさん入ったテナントビルがあり、
その3階にレストラン『カシータ』がある。
かなり有名な店なので知っている人も多いだろうが、
『カシータ』は、とにかく「おもてなしの精神」を前面に押し出してくる店だ。
お客様の誕生日と知れば、サプライズでケーキを用意するし、
婚約のお祝いと聞けば、二人の名前をラベルに印刷した記念ワインをプレゼントしてくれる。
(きっと毎回ではないんだろうけど・・・)
実際、私も友人の婚約祝いで『カシータ』へ行ったのだが、
例によって、名前入りワインをプレゼントしてくれた。
正直に言って、この手の店は得てしてやり過ぎだと私は思う。
店側の自己満足というか、ナルシスティックな感じは否めない。
まあでも、それも含めてトータルで楽しむお店なのだろう。
「お客様を喜ばすぞ!」「驚かすぞ!」という気合が入っているのは、
それはそれで悪くはないし、はたで見ている分にはけっこう楽しいものだ。
人生のささやかな経験として、この手の店に一度は行ってみることをおすすめする。
それも記念日を狙って、予約の電話を入れる段階から「○○の記念なんですよ」とあえて言っておこう。
予定調和的なサプライズで、もやは驚きなどどこにもないが、
そんな茶番もときにはいいものだ。
あのナルシスティックな世界が好きで、病みつきになる人も多いと思う。
ナルシスティックといえば、スタバの店員なんかも、なかなかのレベルで盛り上がっている。
「いま、スターバックス・ラテのグランデサイズをおつくりしていま~す」(ニコッ!)
みたいな途中経過は果たして必要なのだろうか。
長く待たされているときは、「忘れていませんよ」という重要なメッセージにもなるが、
待っている客が私一人のときでも、「おつくりしていま~す!」とけっこう言われる。
「注文したんだから、おつくりしているのは、わかっていま~す!」(ニコッ!)
と返したいところだが、もちろんそんなことはできない。
まあ、言われて悪い気はしないので、別にいいんだけど、
「おつくりしていま~す」(ニコッ!)って、やられると
こっちとしては、超微妙な笑顔で「ああ、まあ、どうも・・・」みたいなリアクションしか取れない。
客観的に見たら、へらへら笑う変態みたいな感じだろう。
100%の笑顔で、ナルシスティックに働く店員と、
へらへら笑いながら、立ちすくむ変態。
なかなか無残な対比である。
そんな変態役をやらされるのがわかっているのに、私はかなりの頻度でスタバ(とか、その他のカフェ)を利用してしまう。
先日も、神保町のスタバのカウンター席で仕事をしていたら、
隣で、マンガを描いている男(20代前半)がいた。
割合大きな紙にしっかりとしたコマ割りをしていたので、
趣味で描いているというより、何かしらの課題をやっている感じだった。
きっと、専門学生か何かなのだろう。
それはいいのだが、この男からは、そこはかとないナルシスティック臭が漂ってくる。
そもそも、ナルシスティックなヤツは、行動が大げさで、いちいちうるさい。
1ページ目と2ページ目を見比べるために、紙をめくったり戻したりするだけでも、
ペラッ、ガザッ、ペラッ、ガサッ、ゴワゴワ、クシャ、ペリッ
みたいに、とにかく過剰な効果音を出しまくる。
消しゴムで絵を消すときも、
「スタバのカウンターを破壊する気かっ!」と言いたくなるほど全身を揺り動かし、
消したカスは、忍者が手裏剣を飛ばすみたいに、派手に払い落とす。
あまりに気になって、彼のほうをちらっと見たら、
彼は携帯電話でメールをチェックしていて、
何かマズイ連絡でも入ったのか、小さな声で「マジかよ、ブラザー!」とつぶやいた。
おいおい、日常生活で「ブラザー」言うかよ、ブラザー!
と思ったが、もちろんそんなことは言えなかった。
おもしろいのと、迷惑なのが半々だが、いずれにしても私がとやかく言う問題ではない。
ブラザーにもブラザーなりの事情があり、
これまでの人生で構築した揺るぎないスタイルがあるのだろう。
ひとつ残念なのは、「おつくりしていま~す」のナルシスティック店員と、
ブラザーな専門学生(マンガ系)の直接対決を見られなかったことだ。
バルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドみたいな好カードだが、
かなりの幸運が訪れない限り、そんなシーンをライブで楽しむことはできない。
ものすごい偏見だが、
ブラザーの描くマンガって、きっとまったくおもしろくないんだろうなぁ・・・と思う。
せめて課題の提出期限に間に合うように、祈ってあげよう。
余計なお世話だけど。
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菓子巣ウーロンの『カシスウー論』
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こんにちは 菓子酢ウーロンです。
第8回「カシスウー論」は、青山のレストラン『カシータ』編です。
表参道の交差点から、246を渋谷へ向かって数分歩くと、
右側に「ラポルト青山」というオシャレな店がたくさん入ったテナントビルがあり、
その3階にレストラン『カシータ』がある。
かなり有名な店なので知っている人も多いだろうが、
『カシータ』は、とにかく「おもてなしの精神」を前面に押し出してくる店だ。
お客様の誕生日と知れば、サプライズでケーキを用意するし、
婚約のお祝いと聞けば、二人の名前をラベルに印刷した記念ワインをプレゼントしてくれる。
(きっと毎回ではないんだろうけど・・・)
実際、私も友人の婚約祝いで『カシータ』へ行ったのだが、
例によって、名前入りワインをプレゼントしてくれた。
正直に言って、この手の店は得てしてやり過ぎだと私は思う。
店側の自己満足というか、ナルシスティックな感じは否めない。
まあでも、それも含めてトータルで楽しむお店なのだろう。
「お客様を喜ばすぞ!」「驚かすぞ!」という気合が入っているのは、
それはそれで悪くはないし、はたで見ている分にはけっこう楽しいものだ。
人生のささやかな経験として、この手の店に一度は行ってみることをおすすめする。
それも記念日を狙って、予約の電話を入れる段階から「○○の記念なんですよ」とあえて言っておこう。
予定調和的なサプライズで、もやは驚きなどどこにもないが、
そんな茶番もときにはいいものだ。
あのナルシスティックな世界が好きで、病みつきになる人も多いと思う。
ナルシスティックといえば、スタバの店員なんかも、なかなかのレベルで盛り上がっている。
「いま、スターバックス・ラテのグランデサイズをおつくりしていま~す」(ニコッ!)
みたいな途中経過は果たして必要なのだろうか。
長く待たされているときは、「忘れていませんよ」という重要なメッセージにもなるが、
待っている客が私一人のときでも、「おつくりしていま~す!」とけっこう言われる。
「注文したんだから、おつくりしているのは、わかっていま~す!」(ニコッ!)
と返したいところだが、もちろんそんなことはできない。
まあ、言われて悪い気はしないので、別にいいんだけど、
「おつくりしていま~す」(ニコッ!)って、やられると
こっちとしては、超微妙な笑顔で「ああ、まあ、どうも・・・」みたいなリアクションしか取れない。
客観的に見たら、へらへら笑う変態みたいな感じだろう。
100%の笑顔で、ナルシスティックに働く店員と、
へらへら笑いながら、立ちすくむ変態。
なかなか無残な対比である。
そんな変態役をやらされるのがわかっているのに、私はかなりの頻度でスタバ(とか、その他のカフェ)を利用してしまう。
先日も、神保町のスタバのカウンター席で仕事をしていたら、
隣で、マンガを描いている男(20代前半)がいた。
割合大きな紙にしっかりとしたコマ割りをしていたので、
趣味で描いているというより、何かしらの課題をやっている感じだった。
きっと、専門学生か何かなのだろう。
それはいいのだが、この男からは、そこはかとないナルシスティック臭が漂ってくる。
そもそも、ナルシスティックなヤツは、行動が大げさで、いちいちうるさい。
1ページ目と2ページ目を見比べるために、紙をめくったり戻したりするだけでも、
ペラッ、ガザッ、ペラッ、ガサッ、ゴワゴワ、クシャ、ペリッ
みたいに、とにかく過剰な効果音を出しまくる。
消しゴムで絵を消すときも、
「スタバのカウンターを破壊する気かっ!」と言いたくなるほど全身を揺り動かし、
消したカスは、忍者が手裏剣を飛ばすみたいに、派手に払い落とす。
あまりに気になって、彼のほうをちらっと見たら、
彼は携帯電話でメールをチェックしていて、
何かマズイ連絡でも入ったのか、小さな声で「マジかよ、ブラザー!」とつぶやいた。
おいおい、日常生活で「ブラザー」言うかよ、ブラザー!
と思ったが、もちろんそんなことは言えなかった。
おもしろいのと、迷惑なのが半々だが、いずれにしても私がとやかく言う問題ではない。
ブラザーにもブラザーなりの事情があり、
これまでの人生で構築した揺るぎないスタイルがあるのだろう。
ひとつ残念なのは、「おつくりしていま~す」のナルシスティック店員と、
ブラザーな専門学生(マンガ系)の直接対決を見られなかったことだ。
バルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドみたいな好カードだが、
かなりの幸運が訪れない限り、そんなシーンをライブで楽しむことはできない。
ものすごい偏見だが、
ブラザーの描くマンガって、きっとまったくおもしろくないんだろうなぁ・・・と思う。
せめて課題の提出期限に間に合うように、祈ってあげよう。
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