こんにちは 菓子酢ウーロンです。
 第5回「カシスウー論」は、麻布十番にある鉄板焼き『桜漫亭』です。

 「新一の橋」の交差点から、六本木ヒルズに向かって数分歩くとすぐに見つかるという、
 とてもわかりやすい場所です。
 この文章だけで目的地までたどり着ける非常にレアなケースです。



 麻布十番にあって、レトロな雰囲気で鉄板焼きが楽しめるということなので、
 まあ、掛け値なしに「オシャレな店」だ。
 当然のように、値段もけっこうするが、
 この手の店は「ある程度高いからこそ、盛り上がる」という部分もあると思う。

 仮に同じ料理でも、5000円より、1万5000円のほうが、
 「いやぁ、おいしかったなぁ」と、ことさらに言いたくなる感じだ。

 冷静に考えれば、ちょっとバカみたいな話だけど、
 たまに行く高級店には、そんなバカ・テイストが欠かせない。


 値段が高いのもいいし、
 ウェイターがウソみたいに背筋を伸ばしてやってきて、
 スノッブな雰囲気満点で「メニューでございます」なんて仰々しく開いてくれるのもいい。


 別に皮肉で言っているわけではない。

 本来の楽しみ方とは違うのかもしれないが、
 そんな「やっちゃってる感」を満喫している人もけっこう多いと思う。
 上質な「やっちゃってる感」には、ある程度のお金を払う価値があるのだ。


 「値段が高い」というのは、ときに最高のスパイスになる。
 高くて、まずいのは最悪だが、
 「おいしい料理は、高いほうがテンションがあがる」というのは、一つの真理だろう。

 
 以前、イケアのカタログに「低価格もデザインの一部です」というキャッチフレーズがあったが、
 高級レストランでは、「高価格も味の一部」というわけだ。
 
 
 それにしても、「低価格もデザインの一部」とは、いったいどういう意味だろう。
 こういうものは瞬間的なイメージなので、あまり深く考えてはいけないのだろうが、
 「低価格もデザインの一部」と言われて、「へえ、すごいな」とはどうしても思えない。


 あまり、ぱっとしないデザインですけど、
 なんせ、低価格もデザインの一部ですから・・・

 と言い訳されているような気持ちになるのは私だけだろうか。

 実際に値段が安ければ、
 「そうですよね。これだけ安ければ、たいしたデザインは期待できないですもんね」
 と納得して買うこともあるだろう。
 でも、それを店側がわざわざ言う必要はない。

 そんなつもりでキャッチフレーズを決めたわけではないだろうが、
 低価格とデザインをセットにするのは、かえってイメージを損なっているようにしか思えないのだ。
 
 そのフレーズをいまでも使っているのかはわからないが、
 カタログを作り直すときは、低価格とデザインは別売りにすることをオススメする。

 低価格とデザインは別モノです!

 なんて露骨にやられたら、それはそれれで
 「ウソだろ! 安くするためにデザインは手を抜いてるんじゃないの??」
 と勘ぐりたくもなるが・・・・
 
 要するに消費者は身勝手だということです。


 同じ家具屋について言えば、
 「お値段以上 ニトリ」というフレーズもあまりピンとこない。

 「値段以上のものを販売している」と主張したい気持ちはわかるが、
 「お値段以上」だったかどうかは、こっちで勝手に判断するので、
 先走った決めつけはやめて欲しい。


 私の妻にいたっては、「お値段通りのモノを売ってくれれば、それでいいから」と
 なんともシビアなコメントをしている。


 考えれば考えるほど、モノの値段とは奥が深いものだ。
 
 しかし、たいていの場合、私は無駄なことをいろいろと考えすぎるのようだ。

 このメルマガの読者から、
 「コンビニの袋についていろいろ考えるより、
 肝心のカシスウーロンについて、もっと語ってくれればいいのに」
 というご意見をいただいた。
 (意味のわからない人は第4回『カシスウー論』を参照してください)
 

 ああ、きっと今回も同様の意見をいただくことになるだろう。
 だって、本文中にカシスウーロンが一度も登場していないんだから・・・


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