我が子は生後1ヶ月お願い
ほやほやのふやふやでキラキラ
可愛くて、でも心配でアセアセ

あんなことを一緒にくぐり抜けて
さぞお腹の中の居心地は悪くて
苦しい思いをさせただろうにショボーン
この世に生まれてきてくれた
戦友とも言えるべき愛しい存在

そんなことを日々考えながら
私はお世話に明け暮れていた。


でも、ふと見渡すと真っ暗な部屋びっくり
どうやら夜勤明けの元夫と私と子どもは
お昼寝〜と言いながらぐっすり寝てたらしい


フラッシュバックで思い出す
不倫が発覚した日のこと

あの時もこの部屋は暗かったと思いながら
そっと元夫の携帯を手に取った。


立ち上げと同時に開かれていたアプリ
えっちな趣味の動画の為にかかっていたと
私が勝手に思っていたロックが開いていた



飛び込んできたのは
不倫女の画像。



私は思考が停止したまま
次々へと画像ファイルを開いていった。

ああ、この人は本当に
彼女のことが好きだったんだと思った。

アプリにロックをかけてまで
彼女との写真を大事にしていたなんてと。



そこには
会社の皆んなと一緒に映る彼女の画像。

白いシーツの上で眠る
服を着たままの彼女の画像。

何気なく微笑む彼女の画像。

そして
先週過ぎたばかりのハロウィンの
コスプレプリクラ…






ハロウィンの
コスプレプリクラ滝汗?!
先週過ぎたばかりの?!
日付が今年じゃないか!!!!





私は恒例の行動をとる。
寝ている元夫の肩を強く叩いて起こした。


「いい加減にして」


頭の中では都合が良いことが流れていた。
きっと彼女のSNSをストーキングして
入手した切ない画像なんだろうなとか。

この人だけが執着してるんだろうなとか。




でも、不倫って結局
2人がそろわないと始まらないんだよね。