その日は地元の有名なお祭りの日お願い

私はその日に行く予定だった
元夫の実家の義理のお母さんに
元夫が不倫をしたこと
そちらの家に行く可能性が高いこと
書いてLINEした。

義理のお母さんからは
嫌な思いをさせてごめんね。
家に帰ってきたらとどめておくね。
と返ってきて
あれ?そんなくらいなのかな…?
(随分と軽いな…)
と思いながらも了承しお願いしたキョロキョロ

覚悟はしていたものの
あまりの急展開に
自分が一番ついていけてなくてアセアセ
半ばハイテンションのまま
実の母に連絡をした。

母からは電話が来て

魔がさしちゃったのかな。
落ち着いて話し合いをしてごらん。
あちらのお家には行くのかな?

といったことを言われて
そうだ、あっちの家で待とう!プンプンハッ
と思いたち、元夫が行くかどうかも
分からないが義理の実家へ向かうことにした。

お腹が大きいこともあり
義理のご両親が迎えにきてくれたので
甘んじて車に乗せてもらった。

お腹を撫でるたびに胎動があって
義理のご両親が色々と話しかけて来た。

元夫やその兄弟が産まれた時の話。
難産だったとか、大変だったとか。

明るく笑いながら楽しそうに話されて
一緒に笑いながら心は平たくなっていたニコ

あの時、窓から見た祭りの光景を
今も鮮明に覚えてるカメラ

ぼんやりと行き交う人を見ていた。
ぼんやりとこの先の未来を考えていた。

きっと実家で元夫が謝ってくれるはず。
義理のご両親も叱り飛ばしてくれて
元夫は号泣して反省するんだろうな。
辛いことはあったけどって
また皆んなで笑って過ごせるはず。
そうしたらこの子を無事に産んで
幸せいっぱいに迎えるんだって。


「もうすぐ帰ってくるはず」
と言われながら着いた実家に
元夫の姿はなかった。