【問題なおっさんシリーズ】バラの花束を持てる男/石田純一(62歳) | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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石田純一

予告なく戻ってきましたおっさんブログです。
良い子の皆は私がいない間もおっさんを愛でていたかな?
私は愛でていました。何しろ取引先がおっさんしかいないから毎日困りません。

更新が止まった理由は単に仕事の忙しさが理由でもあったのですが
社長に「おっさんブログというのをやっていまして・・・」と説明してみたところ
「オッ面白いじゃん。やれば?」と許可を頂き再開に至りました。
ありがとう社長。あなたがあと10歳老けてたらパーフェクトだったよ。
問題はこのブログの存在が知られたから取引先に下衆い心で行ってることもバレた事だけど。

さて、半年以上の間、色々ありました。
ドラマも映画も大豊作で、正直どこから始めようという気分です。
しかし、この数日の間にも世間はおっさんによって騒がされておりました。
それが今回タイトルにも上げた俳優「石田純一」さんと
明日取り上げる漫画家「藤島康介」さんです。以後敬称略。
今回ブログ再開のめどが立ってもすぐに再開できなかったのは、彼らが理由でもあります。
そんな罪深い、共通点が無さそうな2人について、今日と明日をかけて語ります。


バラの花束と肩掛けカーディガン

どうでしょう。読みやすく小見出しなんか付けちゃった。えへへ。
さて私は実は、昔から石田純一が苦手です。
それはもうファザコンをこじらせ既におっさんしか眼中に無かった中学生時代から
石田純一の存在意義は「いしだ壱成の父親である」ことだけだったのです。

別に石田純一の浮気癖がどうとか、そういうことではありません。
石田純一の問題は、彼が年齢に似合わず常に自信満々であることなのです。
そう、年齢に似合わず。

私が石田純一を知ったのは彼が40代の頃だと思いますが、
その頃から今まで彼がずっとまとい続けているのは「絶対的な自信」です。
「小粋な感じ」も「恥ずかしがらずにバラの花束を持てる」ところも
「素足で靴を履くことをファッションにしちゃう」ところも「プロデューサー巻き」も
石田純一は難なくやりきることができます。


年齢と自信のアンバランス

いいですか、ちょっと想像して下さい。あなたは今帰宅ラッシュの新橋駅前にいます。
その辺にいる、50代後半から60代のサラリーマン男性に対して
「ちょっとバラの花束持って、カーディガンを肩にかけてくれません?」って頼みました。
どうですか?その男性、嫌がりませんでしたか?
というか、恥ずかしがりませんでした?ああ可愛い。おっさんの照れ顔最高ですね。

そう。普通、一般的な50代から60代の男性は、こういうの恥ずかしくてやりません。
ていうか20代から40代だってやらないし、70代以降もやなせたかしくらいしかやらない。
でも石田純一はできるんです。石田純一は、「俺、そういうの似合う」と思っています。
いや「俺くらいしか似合わない」と思っているかも知れない。

別にそれは良いんです。バラの花束を持つことに何の罪もありません。
そしてその自信があることだって、人に迷惑をかける訳ではありません。
しかし一般的な日本男児はバラの花束を持つことに照れを感じるものなんです。
更に言えば石田純一はどっからどう見ても醤油顔のお手本みたいな日本男児です。
それなのにイタリア人のごとく自然に、石田純一はやってのける。ここが問題です。


バラの花束を持てなかった男達

私は超絶的に個人的な持論として
おっさんの良さとは「自らをどこかで責めていること」だと思っています。
「年を取ってしまったこと」を意識したことによって現れる様々な負い目、
年齢と共に勝手に増えていく仕事での責任、家庭内のプレッシャー、世間からの目。
そういったものを表に出さないように、しかし同じおっさん同士だけで同意できるという
ある種秘匿的であり、同時に哀しさを持った"あはれ"感がたまらんのです。たまらんのです!!

そして日本のおっさんほどこれを持っている確率が高い人たちはいない。
40超えた日本人男性は自動的に自虐を始めるくらいの勢いです。
あからさまに表には出していなくても、言動の端々、行動の端々にそれは現れます。
彼らのその、自然と自己批判を繰り出してしまう精神そのものを私は愛しているのです。

しかし石田純一にはそれがない。彼にそういうのは、感じられない。
本当に、それの何が悪いって何も悪くないんですが、
私のおっさん美学には反するのです。ごめんね、純一。お前何も悪くないんだ。


長くなりすぎた

すいません久々のおっさん語りで興奮しすぎました。
初っ端から取っつきにくいブログになってしまいましたが、いつもこれくらい語りたいんです。
そして明日も多分、長いでしょう。不思議だよね。書き始めはそんなつもり無いのにね。
今回も単に「石田純一は自信がありすぎて違う」って話だったのにもう2000文字だ。

と言う訳で、明日は藤島康介さんです。どうぞお楽しみに。