おっさんは少女になりたがっているのではないか:2015年おっさんまとめ | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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年の瀬ですね。今年もありがとうございました。
思えば去年の終わりに始まったこのブログ、途中から完全に休止状態でしたが
私がおっさんの事について考えなかった日はありません。おっさんここ泣くとこだよ!
今年はブログのお陰で自己催眠のようにおっさんの素晴らしさを探す年になりました。
その結果どんなことがわかったのか・・・という誰得話で2015年を締めくくろうと思います。


この1年はおっさんの素晴らしさをどう言葉で表すかという事ばかり考えていました。
そのルーツを辿るべく「ショタオジ」「青年オジ」「ツンオジ」など分析しましたが
どうやらおっさんの魅力とは「ギャップ」、これに尽きるようです。・・・しかし!
その「ギャップ」とはそう甘いものでは無いと覚悟して頂きたい。

「おっさんのギャップ」と言えばそりゃわかりやすいでしょう。
いつも立派な大学教授がTwitterに顔文字使ってたらギャップ萌えですし
時折海外のおっさんが見せるお茶目なウインクだってギャップ狙いでしょう。
全然関係ないですが私の今年最後の夢、海外のおっさんに囲まれてTV見る夢でした。
羨ましがっていいよ。

さて、そういう「わかりやすいギャップ」は私にとってギャップではありません。
なぜならそういうギャップはあまりに演出が簡単です。テクとして使ってくる輩もいます。
私がひかれてやまない「ギャップ」というのは、もっとおっさんの存在意義に関わります。


例えばここ最近ふと思った事なのですが、
アニメでも漫画でもおっさんクリエイターって何故か「可愛いマスコット」を多用します。
しかもただ「可愛い」んじゃない。
「可愛いに振りかぶりすぎてむしろ女子は思いつかないタイプのマスコット」です。
ピングドラムのペンギン、グレンラガンのブータなんかがその例では無いでしょうか。
特にいる意味がある訳では無いが、『かわいいマスコット』として存在してる喋らないアレ。
かたや女性がプロデュースする魔法少女達が共にするマスコットは、
関西弁だったり妙に現実的だったり、「可愛いだけ」の域を超えてギャグに足をつっこみます。

あと、表現が難しいのだけど、やはりおっさんが演出するアニメ等に散見される
「寒いギャグのような何かが三周くらい回って、何か味みたいになってるやつ」もまた謎です。
そこで必要なのか?そのギャグは?その動きは?といった、こう・・・単調な何か。
これは時に「可愛いに振りかぶりすぎたマスコット」が引き起こす行動ともなります。


個人的な意見ではありますが、私は自分が幼女の頃からあれに違和感があり
「可愛さ」を日常茶飯事というか日常戦闘態勢として敷いている女子としては
その狙った可愛さを見ると、真っ正面から来たバレバレのあざとさを恐ろしく感じていました。
男子の女装がどんなに外見女っぽくても自然な女らしさにはならない感じといえばいいのか。
つまりそこに女子の魂は無く、女子の表面だけが投影されている感じがするのです。

そして私はそれを、描く側であるおっさんの内的な可愛い願望だと信じております。
これはもう信じてる。違うと言ったところでガリレオよろしく信じ続けるでしょう。
そもそも自分に無いものこそを具現化せんとするんだ人は。
可愛い一辺倒のマスコット描くおっさんは、
絶対潜在意識に可愛い女の子への渇望とも言える憧れがある。断言する。


女の子は、ズボンがはけます。大人になってからもボーイッシュな格好が出来ます。
しかし男性がスカートをはいたり、大人になってから乙女趣味を持つことは
まあ法律的には何も罰されませんが、社会的には正直微妙な空気で迎えられます。
それが40も超えると、子供の有無に関わらず世間的に「大人であること」を期待されます。
そうしておっさんは、どんどん周囲から「立派なおっさんたること」を望まれ
「可愛いもの」「かよわいもの」から離れてゆきます。
これが最終的には「おっさんは生まれてからずっと女子にはなれない」なのではないかと
今年は最後の方になって気づき、ヒエーーーと叫んでました。一人で。

生まれてからずっと(世間における女子イメージとしての)女子的な可愛さとは
無縁であることを暗に示威され、それゆえに秘めたる渇望こそが
おっさんのデザインする「可愛すぎるマスコット」「ぬるいギャグ」に
噴出されているのでは無いかな・・・・・・と・・・そういう妄想を・・・・・・
今年の終わりの方はずっとしてました。ずっと・・・
世の中のおっさんを見つめながら「この人もかわいくなりたい!この人も!!」とか
そういう・・・そういう妄想遊びを・・・・・・してました。すいません。。。


・・・うわっ!長っ!!キモッ!!!怖いなこの文章。
まあでもね。そうなんですよ私の中でおっさんとは。
過大な期待を世間からかけられてるが故に、可愛さに寄り添えないという
ものすごく矛盾した内面を皆さん持ってらっしゃるんですよ!心に!!
大人らしさを期待されるがあまりに本人の心は置き去りなんだよ!!
これがギャップと言わず何と言おう。1億総ギャップ萌え世代だよ(?)。

まあこれは本当に私の戯れ言論ですので、
年の終わりと共に一笑に付して頂ければと思いますが
こんな理論を脳内で作り上げてなお、来年もおっさんを愛でようと思いますので
どうぞよろしくお願い致します。更新が出来れば。