【メガネおっさん週間】いい加減さをカバーする眉間の皺の魅力/生瀬勝久(54歳) | だからおっさん最高だって言ってんだろ

だからおっさん最高だって言ってんだろ

40代以降男性の良さを世界に発信し続ける孤高のブログ




今回は生瀬勝久。
私が彼を始めに目にしたのはドラマのTRICKだったのですが
今やすっかり眼鏡キャラになっている生瀬さんです。
段々と老けて行ってる、というのが如実に表れてて大変好感が持てますね。


今週は眼鏡系おっさんスペシャルと言うことで、
どうも役者を取り上げる時に演技派が目立ちましたが
例に漏れず生瀬さんも演技派俳優です。

1年通してドラマで目にすること多数。映画でも重要な脇役としてしばしば登場します。
癖が強いからというのか、キャラの世界が出来上がり過ぎているからなのか
主役にはならないけれど存在するだけで映像作品のしまりが違う。
コメディ得意、悪役得意、シリアスお手の物、これで惚れない方がどうかしてます。


生瀬勝久が演技をする時、TRICKで元々演じていたような
「偉そうにしているが常に自分のズラがバレないか気にしてる刑事」
という「偉そうだが小さい」役というのは、良く与えられます。
つい去年の『ごめんね青春!』で演じていた校長もそうでした。

「偉そう」ということで「先生」とか「刑事」みたいな社会的地位の高い役が与えられますが
段田安則と違って、「重役」とかまでは行きません。
「何もしない重役」ではなく、行動する実力や優秀さも兼ね備えている敏腕な偉い人が多い。

ここ最近のおっさん役者を、グラフ(?)で表すならこんな感じです。

【堅め】 水谷豊佐野史郎>>段田安則吹越満>生瀬勝久>>八嶋智人 【ラフ】

わかるのかこれで・・・。
因みにこのグラフを左から右まで自由自在に飛び回るのは唐沢寿明です。

そんな訳で、生瀬勝久はギリギリ八嶋智人まで行かないラフさを備えた堅い人で
それがまた素晴らしいバランスなんですね。
あの、自らのいい加減さを誤魔化すために繰り出す眉間に皺の表情だけでご飯が食べられます。
それから掃除機マニアで掃除機10台持ってるとかいう謎すぎる情報も最高に美味しい。

それにしても生瀬勝久は、すごい良い年の取り方をする気しかしません。
柄本明みたいな万能な役者となって、どの年代にもいる「小ずるいおっさん」を
未来の世の中に末永く伝えていって頂きたいと思います。


さて次回はミュージシャン!
グラサンかと思ってたら眼鏡だったおっさんです。
どうぞお楽しみに!