この人全然おっさんじゃない・島本和彦(53歳) | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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島本和彦

今回は青年っぷりおびただしいおっさん?、島本和彦先生のご紹介です。
何故「おっさん?」なのかというと、島本和彦は全然おっさんじゃないからです。


島本和彦先生は『炎の転校生』で21歳の時デビュー。
その後連載作品42、読み切り作品37、同人誌等も合わせると物凄い数の作品を描いています。
『燃えよペン』シリーズなど真っ直ぐすぎる熱血作品を主な作風としており
近年では連載中の『アオイホノオ』ドラマ化が大きな話題を呼びました。

そんな島本和彦先生、現在53歳。
・・・でもこの人、全然、おっさんじゃないですよね。年齢も(仮)なんじゃないかと思います。
この非おっさん性、どっから来るのかと思いましたが、多分これですね。
「島本和彦は自分をおっさんだと思っていない」。


山田玲司先生にしても「オレもう49になるからさー」という発言がニコ生であったり
エミネムも「40になったらマイクを置こうと思ってるんだよ」と言ってたり(置かなかった)
岡田斗司夫さんが毎年誕生日のたびに自分の年齢を顧みて色々書いてたりする
この辺りの「内面は少年/青年だけど、自らの年齢を気にしたりしてストップがかかる」という
ショタオジ青年オジ特有の「あはれ」が、島本和彦ありません。

「若さとは振り向かないこと」と宇宙刑事ギャバンも言っていますが
島本和彦先生に「振り向いている」要素はゼロですね。
一見『アオイホノオ』で振り向いているように見えますが、違う。
島本和彦は今もリアルタイムで『アオイホノオ』のホノオ君なのです。
一緒に驚喜し、一緒にマンガを批評し、一緒にどん底まで落ち込み、一緒に成長している。
だからこそ、そこにシニカルな笑いは存在せず、同年代の心を鋭くえぐるわけです。
「53歳?!関係無い!オレはオレだ!!」という勢いこそが島本和彦の原動力。
それ故島本先生は私の好みとするギャップおっさんではありませんが、
でも同年代にさえいて欲しいと思えるような青年です。


そして全然関係無いけど
「もう自分は○○歳になる」って言っちゃうショタオジとか青年オジって可愛くて最高ですね。
「もうこんな年なんだから何とかしっかりしなくちゃ」感と
「そうは言いつつも溢れ出す少年性やら青年性」のアンビバレントがこの発言で一気に高まる。
一言で言うとあれだ。エロいね!最高だね!!


・・・さて気を取り直して、次回はまた海外の素敵おっさんのご紹介です。。
海外で大人気の不良みたいな作家おじちゃんです。大好きだ!お楽しみに!