ニキビ跡治療を続けてきて、ついに医師からこんな言葉を言われる日がやってきました。

「あなたの場合、もうフラクショナルレーザーやサブシジョンは不要ですので、ポテンツアで赤みや質感を整えて終わりましょうか」

まさに憧れていた瞬間。ニキビ跡の「卒業」のような気がして、一つの区切りが訪れたと感じました。

私が受けた治療の内容

ここに至るまで、私もそれなりに時間と労力をかけてきました。

  • エコフラクショナルレーザー:6回
  • 花房(サブシジョンと炭酸ガスレーザー):1回
  • サブシジョン:1回

この3種類の治療を経て、ついに医師から「もうクレーターと呼べるものはないので、次はポテンツアですね」という診断が下されました。

「卒業」に感じる違和感

ただ、正直なところ、私はこの「卒業」を完全にポジティブには受け取れませんでした。自分の肌を見てみると、まだクレーターはあります。

「何か改善したのかな?」というレベルで、劇的な変化があったわけではありません。医師が「もう十分です」と言うのは、「もうこれ以上の効果を望むのは難しい」という意味なのかもしれませんが、どこか納得しきれない気持ちがあります。

友達と飲みに行くとこんなことを言われます。

「最初会ったときは、正直やばいなと思ったけど、今なんか普通だよね。俺が見慣れたのか?不思議だな」

確かに、他人からの評価は改善しているようです。でも、自分自身では「完璧になった」とは言えない。むしろ、「治療の限界」を突きつけられたような心境です。

治療の終わりは「諦め」の始まり?

不謹慎な例えかもしれませんが、この感覚は、末期がんの患者さんが「もう治療をやめて自宅療養に切り替えましょう」と言われる時の心境に近いのではないかと思うことがあります。

つまり、医師からは「あなたのクレーターはこれ以上治らないので、諦めて次の段階に進みましょう」と言われたような気がしてしまうのです。当然、そんなつもりで言われたわけではないのですが、治療を続けてきた者としては、どこか複雑な気持ちになる瞬間でした。

美容医療の限界と化粧品の進歩

美容医療の世界では、特にレーザー治療やサブシジョンのような技術には限界があります。その理由の一つとして、こうした医療機器の進化が非常に遅いことが挙げられます。

レーザー装置は1台あたりの開発費用が高額で、回収期間が数年から10年かかると言われています。そのため、新しい技術が登場するスピードが遅く、現状の治療法でできることには限界があります。

一方で、化粧品業界は目覚ましい進化を遂げています。「光を散らして凹凸を目立たなくする下地」や「シリコン系でクレーターを埋めるコンシーラー」など、肌を綺麗に見せるためのアイテムが次々と登場しています。こうした化粧品を活用することで、治療ではカバーしきれなかった部分を補うことができるのかもしれません。

これからの向き合い方

治療を終えた今、私はこう考えています。ニキビ跡を「完全に消し去る」ことにこだわるのではなく、「どう見せるか」に目を向けるべきなのではないか、と。

美容医療は確かに効果的ですが、限界があります。その限界を補うために、進化を続ける化粧品やスキンケアを上手に活用しながら、肌と向き合っていくことが大切だと感じています。

「卒業」は一つの終わりではありますが、それはまた新しいスタートでもある。これからは、治療に頼るだけではなく、自分の肌をどう魅力的に見せるかを考えながら、日々を過ごしていきたいと思います。