ダンシング・オールナイト | 歌謡曲と叙情歌を語る

歌謡曲と叙情歌を語る

歌謡曲や叙情歌を中心にいろいろ語ります。

 

 

 

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csで1980年に放送されたザ・ベストテンの再放送を見ました。司会の黒柳徹子さんや久米宏さんがお若い!僕もベストテンは見ていたので懐かしく感じられました。

 

この間のベストテンの再放送でトップだったのが「ダンシング・オールナイト」でした。もんた&ブラザースのヒット曲です。


ベストテンにも、もんた&ブラザーズの皆さま方がご出演されました。僕はベストテンを見て驚いたことが二つあります。


一つは外人さんがメンバーの一人にいたこと。令和の今ならともかく、日本人のバンドに外人さんが混じるのは当時としては珍しい。今まで、ラジオで何気に流れてたのを聴いただけで、テレビでみたことはなかったので。ドラムの担当で、マーティー•ブレイシーさんという方です。日本語が流暢で、番組で黒柳さんがマーティーさんの奥様に電話を繋いでました。奥様は日本人のようですね。ちなみにマーティーさんはいまも現役でドラマ ーをされているようです。


もう一つはもんたさんたちが、北島音楽事務所の所属だということ。北島三郎さんの音楽事務所です。北島三郎さんの事務所のといえば演歌歌手のイメージがありますが、昔はJPOPの歌手も所属していたのですね。あと、ネットで調べて驚いたのですがニューミュージックの大橋純子さんも北島三郎さんの事務所にいらっしゃったのですね。驚きです。


ソロ歌手として思うようなヒットを出せなかったもんたよしのりさんが、レコード会社と再起をかけてとの思いで結成したバンド、もんた&ブラザーズのデビュー曲です。発売当初は話題にならなかったようですが、同年5月最終週付のオリコンシングルチャートで19位に登場し、その後翌週には一気に4位まで浮上。


その翌週には同チャートで1位を獲得し、そこから10週連続で1位を独占したそうです。そして、この年の紅白にもご出演されました。


この曲はもんたさんにとって歌手生命をかけていて、もしこの曲でこけたら引退するつもりでいたそうです。この曲の大ヒットは、もんたさんの思いや熱意が当時の人々に伝わったのですね。


僕はこの曲昔から知っていましたが改めて聴くとカッコいい大人の曲だなって。ましてや、もんたさんの人生をかけた歌だと知ったあとだと、以前とは違った感じで聴くことができました。

 

もんたよしのりさんといえばソウルフルなハスキーボイスが魅力な方です。あの声はなかなか出せるものではありません。


実はもんたさんは生まれつきハスキーボイスだったのではなく、海に向かって何度も叫んでわざと声を潰したと言います。努力の方なんですね。僕にはとても真似できません。あとこの曲結構キーが高いんですよ。


 

 

ちなみに、もんたよしのりさんが小学校のころお世話になった先生が灰谷健次郎さんだったようです。これまたネットで調べて驚きました。灰谷さんといえば小説家で「兎の眼」が有名です。僕も「兎の眼」よんだことがあります。学校教育の問題点が描かれたとてもよい小説です。灰谷さんはもともと小学校の教師で後に小説家になられたのですね。まさか灰谷さんと、もんたさんが教え子と恩師の関係だったとは思いませんでした。


また、もんたさんは慈善活動にもご熱心で、本人主催のチャリティーコンサートを数多く開催しており、売上げや募金は全て発展途上国や阪神大震災などの支援金として寄付されているとのこと。ご苦労されたぶん、人の気持ちがわかるの方なのかもしれませんね。