アオハルな恋バナ | Open Arms〜かいの腕時計〜

Open Arms〜かいの腕時計〜

かなり不定期に更新します。たぶん。
面白みはないと思うけど良かったら見に来てください!笑

高校時代というものはとにかく色んなことに


対して無敵かつ挑戦的だったような気がする




勉強しなくても、バイトに精を出したり




部活を頑張ったり、



テスト終わりにカラオケ行ったり、




冬の下校時は外気で寒くて冷たくなってる


彼女の手を恋人繋ぎしてコートのポッケに



突っ込んで帰ったり、




部活の先輩がカッコイイ!

とキャッキャしてる片想いの女子から


惚気話を聞かされて内心嫉妬していたり、




そんなアオハルがきっと




ワイだけに限らずみんなあったと



思う。






今回はインスタのフォロワーさんからの


リクエストで




いや誰に需要あるん?その話




って思われても仕方ない、過去の恋バナ


に、お付き合い下さい













高2時代


付き合うきっかけはちょうど今の時期、


急に彼女が学校に来なくなり、


心配してLINEを送ったところ











「入院してんだー😂」







これがきっかけだった


当時は特段意識してた訳でもなく、


仲のいい友達だった





ただ他の同性の友達からは、、、










「おまえら付き合ってんの?」









「な、なんで?!」




「え、だっていつも

イチャイチャしてるから」





そんなイチャイチャしてたかな。。。。





思い返してみれば、、、、


・毎朝必ず駅から一緒に登校(ほぼ毎日)


・部活終わるまで電車時間ずらして

一緒に下校(ほぼ毎日)


・2人でアイス回し食い


・駅で一緒に勉強


・テスト終わりに一緒にラーメン食べに行く




確かに言われてみればイチャイチャ


してたかも、、、、恥っず






話を戻そう。



入院してると聞いたワイは


いても立っても居られず



“どこの病院?”



「〇〇病院だよー」


“病室は?”



「え、なにお見舞い来るつもり?」









“あたりめー

だろ!”














「え、いいよそんな


心配かけたくないし、、、、」



“いいから病室は?何号室?”




「4階の〇〇号室だよー」



“分かった!お見舞い行くから!”




それだけ


LINEで聞いた俺はチャリを走らせてた




ここで余談をひとつ





当時ワイが住んでたのは県内でも


過疎地と言われていた


いわゆる“超田舎”に住んでいた




当時の彼女が入院してた病院まで


家から車でも20分近くかかる




普通だったら「お大事にな」って



LINEを送って終わりだったと思う





でも何故かその時はチャリを出した




照りつけるような太陽と暑さの中



大汗かきながらチャリを2時間走らせ、



途中でお菓子屋さんで


プリン2個買って病院、病室に上がって



「お見舞い来た、、、!!」



病院のトイレで着替えを済ませ


颯爽と、しかも肩で息をしながら

カッコつけて病室のドアに寄りかかって、




入院用の服に身を包んだ彼女を



見た途端、











彼女、何かツボにハマったのか

ワイを見た途端



何故か大爆笑

(これは鮮明に覚えてる)










「おー!おつ〜!


ほんとに来てくれたんだ笑」







当たり前でしょ。

(君のこと、1人の女子として

好きなんだから)

 


「なんでそんなカッコつけてんの?

息切らしてるくせに」





ほっとけ。










「え、ちょー嬉しいんだけど、

明日退院だよ?」














へ??




「あれ、明日退院だよって

LINE送ったんだけど、、、」






ウソやろ、、、、














確かにLINE来てた、、、



「ふふ、かいらしいね」

 

「でもありがとう」



なにで入院してたの?



「肺炎だったの」



もう大丈夫なの?



「大丈夫だから明日退院するんだよ?笑」



あーそうですか。。。。




やっちまった





完全にやっちまった


そうか、明日退院だったか




「あ、好きなプリン買ってきたんだけど、

退院前に一緒に食べない?」





待合室で2人でプリン食べつつ






雑談して冗談の言い合いして 





決心がついた。













ずっと友達だったけど














ずっと好きだったんだ




















なんて真面目なトーンで伝えたら





















「うん、

知ってる」



















バレてたの?ワイの気持ち、、、










え、バレてたの?









たぶんこの時めちゃくちゃ拍子抜け

してたと思う



と思ったら








「聞いて

ぶなよ」











「うちもずっと、

好きだったんだよ」 











なんて会話をしてるうちに


気づいたら、まだ正式には病人なのに





人目も気にせず彼女を抱きしめていた。






そして、その日から交際が始まった。





退院していつものように一緒に

駅から登校して、



夏休みに一緒に小学校のプールで

バイトして、片付け終わって子供たちが


帰ったら



2人でプールで遊んだり、




電車に乗って遠くの花火大会を


見に行って、写真撮ったり、



どんどん焼き食べたり、


手繋いだり、写メ撮ったり、




雪が降る冬の下校の時は、



不意に彼女の左肩を


ぎゅーしてみたり、



毛糸の手袋を脱いで腕を


絡ませて、恋人繋ぎした

お互いの手を

ホッカイロ入れたコートの

ポッケの中に突っ込んだり、



とにかくイチャイチャというか、



青春っぽいことしてたと思う   




恐らくこの頃からだったか、



“やべー彼女がめっちゃかわいすぎるんよ”





って周りに自慢するようになったの。






何だかんだ、2年ほど付き合って、



別れる形になってしまったものの、





あの頃の青春を忘れることは


ないと思う。





つまらない恋バナにお付き合い


いただき、ありがとうございました












番外編 



ある日の夏の土曜日の部活終わり、




いつものように彼女と次の日のデートの


日程を決めていた。





「明日どこ行こーね?」

彼女ちゃん




「1日オフだもんねー


まあ、どこ行っても楽しいんだけど」



的なことを言ったと思う。




その時の彼女がニヤニヤしてたのは


今でも鮮明に覚えてる。




「なにニヤニヤしてんの?笑」




「私と一緒だからってことだよね?!

そういう事だよね?!」





「え、そうだよ?当たり前じゃん!」



さらにニヤニヤしだした彼女を横目に


「どこ行こう…どっか行きたいとこある?」



なんてやり取りをしつつ



下駄箱から靴を取り出そうとしたら

彼女の友達兼部員の子がやって来て


「あ!2人とも!!」



「明日みんなで部活の

お疲れ会しよ!」



え、、、、








なんでなん、、、、






明日デートでっせ、俺ら、、、、





断るしか、、、、






なんて断る雰囲気にもなれず、、、





急遽次の日は部員みんなで



昼からカラオケ大会になり、












終わって夕方

4時。


おつかれさま〜!!



またね〜!!



などとみんな楽しそうに帰っていき、




彼女も

「残念だけど、デートはまた今度しよ!」


「お疲れ様〜!」



と帰っていこうとしてた







「待って!!」




キョトンとする彼女




「あの、えっと、その…


今日ってもう疲れちゃってる?」 





「なんで?まあ、疲れてるけど…」







「…ごめん!それでも俺の

わがまま聞いてもらう!」



彼女の手を握った





「今から2人でスタバ行ったり

プリ撮り行こっ!」





彼女フリーズしてた。





「わがままなのは分かってる!

電車の時間もあるし疲れてるのも分かってる!

でもふたりの時間をちゃんと過ごしたい!」



なんて真顔で言った記憶。








たしか彼女も嫌な顔ひとつしてくれなくて



「うん!行こっ!」




って、山形行きの電車の切符買って、


スマホに繋いだ有線のイヤホンを



2人で片耳に入れて、



そこから流れるソナポケ聴きながら





電車に揺られてスタバ行って、



ゲーセン寄ってプリ撮って、





2時間少ししか



居られなかったけど、







これもまた、いい思い出だった。





余談ですが、


この時彼女から図書館戦争の


小説を貰ったのですが、それは今でも


大切に読ませてもらってます。