「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

業績が思わしくないとき、会議では決まって「コスト管理」の話題に終始しがちです。
特に飲食店では、FL(食材費・人件費)の削減は目に見える改善策として語られやすく、経営陣にも現場にも、ある種の「安心感」すら与えてしまいます。

しかし、私は常にこう伝えています。
「経営の優先順位は、PL(損益計算書)の上から順番に考えるべきだ」と。

つまり、最初に議論すべきはコスト削減ではなく、「売上対策」です。

なぜなら、コスト削減には必ず限界がありますが、売上には上限がありません。
どれだけ原価を削っても、家賃や人件費の一定部分は必ず残ります。しかし、売上が伸びれば、そうした固定費すら吸収でき、利益体質は劇的に改善します。

売上は、飲食店にとって生命線です。
どれほど仕組みを整え、人件費を抑えたとしても、売上がなければすべてが崩れます。
だからこそ、何よりもまず「どうやって売上を作るか?」という問いを、経営のど真ん中に置いてください。

雨の日でも、灼熱の日でも、お客様に来ていただく理由を考え、行動を起こす。
そのために、人も時間もお金も、最も大切なリソースを売上に集中投下する覚悟が必要です。

ときには親兄弟や家族すら巻き込んで、SNS発信、ビラ配り、口コミづくり、イベント開催など、やれることは何でもやる。
そうして得た1円の売上は、すべてを救う力を持っています。

「売上がすべてを解決する」
これは単なるスローガンではありません。現場を守り、社員の雇用を守り、未来を切り開くための経営の本質です。

いま一度、会議のテーマを見直してみてください。
最初に議論するべきは、コスト削減の方法ではなく、「売上をつくる行動」です。