「飲食店経営をマネジメントとマーケティングの力で加速させる」NEXT5コンサルティングの雑賀です。

複数店舗を統括するエリアマネージャーの一日は、まず業績確認から始まります。売上・原価・人件費(FL)の進捗状況をはじめ、お客様の声やクレーム対応、シフト体制、在庫状況など、チェックすべき項目は多岐にわたります。前日の営業データを確認し、各店舗の課題や改善点を整理することが、1日の行動計画を立てるうえでの最初のステップです。

特に飲食店では、午前中にトラブルが集中しやすい傾向があります。開店前にはスタッフの入店状況、仕込み進行、機器やPOSの動作確認などを把握し、営業がスムーズにスタートできるようにサポートします。この時間帯は、まさに「現場のリズムを整えるゴールデンタイム」であり、問題を早期に察知して手を打つことが、安定した営業の鍵となります。

午後になると、エリアマネージャーの行動はより戦略的なフェーズへ移ります。臨店指導では、QSC(品質・サービス・清潔)チェックやマネジメント力の確認を行い、店長との同行OJTを通じて課題を共有します。その後は本部での会議や各種報告、取引先との商談、販促施策の打ち合わせなど、多方面での調整業務に時間を費やします。

夕方以降は、重要店舗や不振店舗を中心に再訪し、改善指導や目標進捗の確認を実施。1日の締めくくりとして、行動結果と課題を整理した日報報告を行い、翌日の行動計画に反映させます。

自店を持たない立場だからこそ、行動計画の精度と時間管理の徹底が成果を左右します。限られた時間の中で、どの店舗にどれだけの時間を使い、どんな目的で動くのかを明確にする。その精度の差が、最終的なエリア全体の業績を大きく左右するのです。