一人暮らしの味。
うまいよね~。
淡路釣行ではカマスの釣果に満足して、意気揚々と新しいスポットの開拓までしちゃいました

そして、最初の釣り場で出会ったおっちゃんが教えてくれた釣り場に向かうことに。
僕も大先輩も初めての場所。
海に近付けば近付くほどに、道なき道になっていく。
すると見えた!

生い茂った草木の隙間から大海原が!!
その草木の隙間は車1台がギリギリ通れる程度の道幅。
でもそこには紛れもなく車の轍があったのです。
行くでしょ。車の轍があるんだから。
なんの躊躇もなく分け入ります。
ほんの10メートルほどの道。
そこを抜けるとずーーーーーっと玉石の海岸が広がってるではありませんかー



道は下り坂。
ちょっとここで一旦停止。
…。
そして、ゆっくり車を前進させたんです。
この前進が大惨事を招きます。
前輪が土の地面から玉石の海岸に乗った瞬間に、
アカン…やばい。

まさに直感でした。
一瞬の出来事。
危険を察知したときには、時既に遅し。
下り坂で前のめりの車は、どんどん沈んでいきます。
バックに入れてもアクセル踏んでも玉石をはね飛ばすだけで完全に空回り。
エンジンとタイヤが唸るような音をあげるだけで、みるみる沈んでいきます。
マジでやばい。
もがけばもがくほど抜けれない。
まさに淡路の蟻地獄や~♪

そんなバカなことを言ってる場合じゃないんです。
何か策を試しては失敗の繰り返し。
半ば諦めて近くの工場まで助けを求めに行ったら、「助けられない」と…。
どうやらこれまでも何度か玉石地獄に陥った人がいるみたいで小型のクレーンで引き上げようにもクレーン車まで引きづり込まれてしまうくらい厄介らしい。
諦めてJAFを呼んだ方がいいって言われました。
この10メートルほどの道は歩いていけば天国。
車で行くと地獄だったのです。
あの轍は地獄へ引きづり込まれた愚か者たちの死のロード。
事態の大きさを痛感した瞬間でもあります。
さて、どうする。
JAF呼ぶか。
いや、出来る限り自力でなんとかしたい。
とにかくタイヤまわり、フロントバンパーまわりの玉石を素手で取り除いて掘り下げる作業から。
玉石は5センチ大ほど。
ツルッツルの丸い石です。
跪いて必死で掘り下げます。
掘って、掘って、掘って、掘って。
これでもかというくらい掘って。
もう手はボロボロ。
そして探してきた鉄板や木材がうまくタイヤに噛みそうな気配。
やるっきゃない。
運転席を大先輩にお任せして、僕は車も持ち上げて押し上げる。
下り坂を反対に押し上げるって尋常じゃない。
大先輩が少しずつアクセルを踏み込んでいく。
グゥオオオオオオオオンンン!!!
車が唸りをあげます。
僕も力いっぱい押し上げる。
!!!
のった!
噛ました廃材にうまくタイヤがのった!!
いける。いけるぞ。
一旦、サイドブレーキをかけて一息いれる。
これが最初で最後のチャンス。
これでミスったら万事休す。
もうJAF呼ぶしかない。
よし。
一気に畳み掛けるっきゃない。
すぅ~
はぁ~
すぅ~
はぁ~
せーの!!!
グゥオオオオオオオオンンン!!!!!!!!
うぉりゃゃゃゃゃゃゃああああ!!!









もう全身の穴という穴から血が吹き出しそうなくらい力みました。
うぉりゃゃゃゃゃゃゃああああ!!!









抜けた!
抜けたぁぁぁああああ!!





こうして無事に生還を果たしました。
全身プルプル…。
みんな、これはまさに冒険なんだ。
未知なものへの挑戦なんだよ。
この大惨事を哀れだと思う者もいるだろう。
しかし挑戦には失敗は付き物で、失敗なくして成功はない。
そう、僕たちは冒険家なんだ。
この世はでっかい宝島!
そうさ今こそ、アドベンチャー!!!!
追伸
こんなインスタ映えならぬブログ映えするようなネタなのに写真一つない。
それだけガチでヤバかったということです(笑)