中学生の長男が初めてお弁当を忘れていきました。
朝食の片付けの時、気がつきましたが、時すでに遅し。
今日は水泳の授業があるとかで、朝から海パンだとか…騒いでいたので
そっちに気がいってたのですね。
学校は徒歩十分。こういう場合、届けますか?
「当然ですわ!食べ盛りの子が一食ぬかすなんて!」という心優しいお母様のお声が
聞こえてきそうですが、ちょっと考え、私は届けませんでした。
反抗期真っ只中。ああ言えばこう言う。
お弁当を作ってもらうことへの感謝も薄れている昨今です。
私はもの心つくころから、料理が大好きで、
中学一年の入学時から大学卒業するまで、
毎日自分でお弁当を作っていた変わった子でした。
自分で作ったお弁当を忘れるなんてことは一度もありませんでした。
そのおかげで、お弁当にまつわる思い出深いエピソードも
数知れず、少しずつご紹介させて頂きたいですが、
やはり、ひとかたならぬ思いがお弁当にはありますね。
さてさて、お弁当がないことに気づいた息子はどんな反応をするでしょうか?
焦っても顔には出さず、「じゃこれやるよ!」という友達のほどこしも,
「腹へってないし…」と断り、
武士は喰わねど、高楊枝。(クックッ……)
息子よ!配給される牛乳の美味しさを、今日こそ噛みしめよ!
今日は5時間授業なので、帰宅後このお弁当にむさぼりつくことでしょう。
私は仕事に出てしまうので、一人美味しく食べなさい。
追記
夜、仕事から帰った私に、「今日お弁当忘れちゃってさ~」と笑顔で報告する長男でした。