『教養悪口本』(堀元見)読了。

先日、日記に書いた『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全』が面白かった

ので、堀元見の他の著作を探したところ、梅田のジュンク堂で売っていた本書を購

入したというわけ。

 

本書も面白かった。

内容は、悪口を言うにしても、知性とユーモアのある悪口にするべきとのことで、

著者の様々な分野の知識を基に、こういったケースではこういった教養(インテリ)

悪口を言おう、というネタ本の類。

ネタ本などというと、90年代あたりによく出版されていたサブカルお笑い本みたい

で印象が良くないが、本書は堀元氏の幅広い知識と軽妙な語り口で、笑えて且つ、

知的にも優れた本だった。「はじめに」に書かれている通り、単に笑えるだけでは

なく、「ちょっとだけ勉強にもなる本」なので、これは中学生の息子にもお勧めした

い(『下ネタ大全』よりこっちを先に渡せば良かったな)。

 

いつの頃からか、テレビに高学歴芸人なる連中が出てくるようになった。

クイズ番組に出演する分には、オレの目に入らないので構わないのだが(クイズ番

組は見ないので)、中にはニュースや情報番組でコメンテーターをやっているケース

もあり、この場合は、うっかり見てしまうこともある。

だが、この手の連中のコメントで、勉強になったとか面白かったとか感じた記憶は

無いな。高学歴と名乗る以上、何かしら知識はあるのだろうが、お笑いのセンスが

ついて来ておらず、「多少の知識を基にニュースに対して当たり障りのない意見を

関西弁で話すクソみたいな役割のオッサン(またはオバハン)」みたいなヤツばかり

の印象だ。芸人を名乗る以上、まず面白いのが大前提と思うが、知識や知恵とお笑

いのセンスを両立するというのは、とても難しいのだろう。

その点、堀元氏はそれを両立させている稀有な人だと感心している(芸人でもない

のに)。他の著作も楽しみにしたい。