昨日、帰宅後に食事をしながらニュースを見ていると、関西経済連合会の会長であ

る松本正義氏が、台湾有事をめぐる高市首相の国会答弁に対し、「(大阪)万博中に

あのコメントがあったら、私はぞっとした」「あれはもうダメだ。日本の万博が穢れ

るという感じだ」と述べたことが紹介されていた。

これにはちょっと驚いた。安全保障についての首相の重要な発言に対し、万博を優

先するような発言で、しかも「穢れる」などという強い表現で批判している(意味

不明だが。何が穢れるというのか)。

 

松本氏は住友電気工業の社長・会長を歴任した人物とのことで、「中国当局に人脈を

持つ松本氏は知中派として知られる」(「」内は産経新聞記事より抜粋)らしい。

松本に関する過去のニュース記事を見ていくと、25年8月にアステラス製薬の中国

駐在の日本人社員が現地で拘束、裁判で有罪判決を受けたことに対し、「郷に入って

は郷に従え」と発言し、一部から「中国寄り過ぎる」との非難を受けていたようだ。

この「郷に入っては」発言は、オレも何となく記憶していたが、今回の万博発言と

同じ人間のものだったのかと、やれやれと脱力してしまう。

現在、オレが並行して読み進めている本の1冊が『新論』(会沢正志斎)なのだが、

本書の中で「こういう人間が国を亡ぼす」と指摘されている人々と、今回の松本の

発言はとてもよく似ている(『新論』については、読了後に別途感想を書きたい)。

 

今回の松本の発言・姿勢は、昨日の日記で取り上げた、米国によるベネズエラ:マ

ドゥロ大統領捕縛対し、旧メディアや旧メディアで発言している「識者」らの国防

に対する感覚の鈍さと同じだ。

皆、日本の国益が大きく毀損される危険性を無視して、自分の利益・自分が所属す

る組織の利益を優先したり、日本の国益を毀損しようとしているものの意見に阿り

反論しないことが平和につながると思い込んでいる。

この連中は、本当に何なんだろうな。戦後のWGIPに基づく教育の結果というには

効果が高すぎるようにも思える。そう考えると、結局のところ、ハニトラとかマネ

トラということなのだろうか。新年早々、イヤな話だが、、、。