先日から息子が数日間、手術で入院していた。手術は無事終わり、今週退院だった
のでわずか数日のことだが、それでも親としては心配だった。
普段は神仏に祈ることなどほぼ無いのだが、人間というのは勝手なもので、こうい
った事態になると、不信心は良くないなどと思い、手術の前後で少彦名神社にお参
りした。少彦名神社は、以前に勤めていた会社の通勤ルート上にあったので、周辺
は何度も歩いたことがあるのだが、お参りしたのは今回が初めてだった。
大阪に昔から住んでいると、「病気平癒は神農さん」と言うものの、今回、初めてど
ういった神社が知った。ご祭神は少彦名命と炎帝神農。
調べたところ、少彦名命は大国主命の国造りの際に来訪して義兄弟となり協力した
神様で、医薬の他にも様々なことを司っており、酒造なども含まれるとのこと。普
段から酒ばかり飲んでいるオレには、ご縁があるのだろうとか思う。
炎帝神農は、三皇五帝の中の三皇の一人に数えられ、人々に医療と農業の技術を教
えたということだが、様々な草の薬効を調べるのに自分の体を使って実験したとい
うエピソードがあり(何度も中毒になったとか最後はケシの服用で亡くなったとい
う話も出てくる)、面白かった。オレは神話の人物は、すべて実在のモデルが存在す
ると考えているので、古代中国に、体を張って薬草の効果を確かめて尊敬を集めた
人物がいるのだろうと思う。
神話上の人物のモデルが実在だったとすると、どんな人物だったのかとか気になる
よな。それこそ、日本神話であれば須佐之男命などはどんな人間だったのか。海外
であれば、ゼウスもかなりアレだしな(本人だけでなく嫁も結構ヤバい)。
まあ、こんなクダらないこと書いていられるのも、手術が無事終わったからで、そ
れも神仏のおかげだわなあ、ありがたいなあ、というお話でした。今日の日記は
これでおしまい。