昨日、夏の参院選の前哨戦とされる東京都議会選挙が終わり、旧メディアでは「自
民党が歴史的惨敗をした」と表現するところが多い。
確かに自民党は議席を減らしているが、実際はどうなのだろうか。選挙結果は下記
の通りで、
都民 :31(前回25)
自民 :21(前回24)
公明 :19(前回23)
立憲 :17(前回13)
共産 :14(前回19)
国民 : 9 (前回0)
参政 : 3 (前回0)
東ネ : 1 (前回1)
維新 : 0 (前回1)
れいわ: 0 (前回0)
保守 : 0 (前回0)
社民 : 0 (前回0)
再生 : 0 (前回0)
無所属:17(前回12)
都民・立憲・国民・参政が増やし、自民・公明・共産・維新が減、れいわ・保守等
は議席が獲得できなかった。結果を見比べると、
・国政与党は議席を減らした
・組織型の選挙が得意な政党が議席を減らした
・小泉古米劇場の効果は無かった
・山尾志桜里ショックがあっても国民は一定数の議席を確保した
・新興政党の中では参政党が頭一つ抜けた
ということが解る。
また、共同通信の支持政党別の投票先調査によると、自民・立憲・国民は支持層の
半分程度しか固められておらず、10~15%程度が都民に流れているとのことだ。
自民・立憲・国民の支持層が、必ずしも支持政党の現状に満足していないことが
解る。
この結果から、夏の参院選をどう考えるか。参院選では都民ファーストは存在しな
いので、国政選挙ではこの層がどこに流れるのだろうか。
上記の自民・立憲・国民支持層の流入を逆に考えると、都民を支持する層と自民・
立憲・国民を支持する層は、比較的、距離が近いのではないか(逆に、流入が少
ない公明や共産とは距離が遠いと言える)。
そう考えると、都民支持層は中道右派~中道左派に分布しており、かつ、小池百合
子のインチキ臭い政策(4か月間の水道基本料金の無償化とか)に乗る情弱層と思
われるので、自民・立憲・国民・参政あたりにバラけると思われる。
バラけ方の予想は現時点ではまだ出来ないが、参院選までの残り約1か月、旧メデ
ィアはかなりバイアスのかかった報道をしてくるんだろうね。
情弱層がコントロールされてしまうと、自公が緩やかに負ける分を立憲が吸収して、
自公立のド左翼政権成立との予想が出来るので、イヤになっちゃうな。どこの政党
でも良いけど、この1か月で減税・反移民のムーブメントが起きないものかね。