『読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全』(堀元見)読了。

とても面白かった。

 

ウチの息子(中学生)は、あまり本を読まない。

親としては、幼児の頃から「本を読む子供になってほしいな」、などと考えて、読

み聞かせをかなり熱心に行ってきたのだが(実際に行ったのは母親だが)、自ら本

を積極的に読む様子は無い。

ただ、マンガは好きなようで、『こち亀』だの『美味しんぼ』だの、オレが読んで

いたものを引っ張り出してきて読んでいる。古いマンガばかり読んでいるのは良く

ないかと思い、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』が流行った際は買い与えたのだが、結

局、古いマンガばかり繰り返し読んでいる。ちなみに一番繰り返し読んでいるのは

『孤独のグルメ』だ。

 

そんな息子に何か読みやすそうな本はないか、と考えていた折、本屋で本書を見つ

けて買った。下ネタであれば、文字を読むここが好きでなくとも、中学生男子なら

肩ひじ張らずに楽しく読めると考えたわけだ。

本書は堀元見(作家・YouTuber)が『小説新潮』に連載していた記事をまとめた

ものとのことだが、オレは今回、著者名もこの連載のことも、初めて知った。

ただ、息子にいきなり渡して内容がメチャクチャだと宜しくないと思い、まずは

オレ自身が読んだのだが、これがとても面白かった。

 

内容としては、性的な話題を文化、歴史、科学など様々な面から取り上げているの

だが、平明で軽妙言い回し、クダらなくて無理やりな推論などが織り交ぜられてお

り、真剣にフザける姿勢に好感を持った(多くの雑学本よりも、よほどきちんと調

べて書かれている。参考図書一覧があるのも良い)。

恐竜の発掘・研究発展のきっかけが「巨人のキンタマ」だったこと、また、正岡子

規が「小便」という言葉を使った句を複数詠んでいることなど、本書で初めて知る

内容も多かった。所謂、「女性の潮吹き」について学術研究した連中がいることも

初めて知ったが、研究結果は、まあそうですよね、という内容だったが。

あと、各章で落語のサゲのような仕舞い方をしており、中にはそこそこ上手いもの

もあって面白かったな。

果たして本書を中学生男子に読ませるのが適当か?というのは疑問ではあるが、オ

レが中学生の頃は、もっとどぎつい(ストレートな)エロ本を見ることもあったの

で、まあ問題ないだろうと思う。

 

著者の堀元氏は1992年生まれということで、まだ30歳代前半だ。若くても、面白い

人がいるものだと感心している。

最近は余りテレビを見ないこともあるが、新しい若くて面白い才能を見ることが無

かったので、偶然本書を手に取れたことは良かったな。堀元氏の他の著作も面白そ

うなタイトルなので、順次、読んでいこうと考えている。