昨日の、兵庫県の斎藤知事をめぐる百条委員会の結論に関する報道は、
改めて旧メディアの劣化を感じさせるもので興味深い。
委員会の結論自体は、大した内容は無かったが(実体がない疑惑を追及
した結果、「斎藤知事も誤解されないように気を付けないといけません
よねえ~」、みたいな内容)、旧メディアは、今更旗を降ろせないので、
斎藤叩きを続けている感じ。
これに対し、ネット世論では、旧メディアへの不信感を示している記事・
個人が多い。ただヤフコメ等の中には、一定数、旧メディアの記事に乗
って、狂ったように斎藤叩きを続けている人もいる。
旧メディアしか情報源の無い高齢者が斎藤叩きに同意・加担するのは理
解しやすいが、Yahooとはいえコメントを書き込む程度にはWebを利用
できる人間が、それでも反斎藤に凝り固まっているのは、正直、不思議
だ。
様々な出回っている情報を並べていくと、普通は反斎藤との結論にはな
らないと思うのだが。
結局、人間は自分が信じたいものしか信じないのだろう。確証バイアス
というやつだな。まあ人間、思い込みは良くないよねってことなんだろ
うね。
で、確証バイアスに対抗するには、異論を聞く、客観的情報を得る努力
をすることが大切だという。
この1年ほど、オレは、新聞を買うのを止め、テレビ報道もほとんど見
なくなった。ニュースはWebでヘッドラインを見て、興味があるものは
YouTube等で確認している。
これだと、確証バイアスに対抗出来ていないということになるのかね。
「異論を聞く」という点で、旧メディアも確認しろってか。しかし、旧
メディアから客観的情報が流れるとは思えないのだが。
どないせえっちゅーんだろうね。