本棚からこんな一冊 -3ページ目

~例えばロリコンについて~言葉とイメージの関係

皆様ご存知ウィキペディア(Wikipedia)。

多くの人が編集に関わるため、項目に書かれている内容は一般的な意見として参照できるのではないかと思ってます。

また、出版されている辞典・辞書では知りえないような、マニアックな知識や新しい情報も得ることができる点、そして、知らない単語が出てきたら、リンクを辿ってその意味まで知る事が出来るのもまた魅力です。

そんな訳で「腐女子」を調べていたんですが、「腐男子」→「ショタコン」→「ロリコン」と飛んできました。

もはやはじめに調べていた内容とは遠く離れています。

が、面白い。

デカルト・コンプレックスやアリスコンプレックス、ハイジコンプレックスなんて言葉はじめて聴きました…!

そんな訳でロリコンについて語ります。

主な参考文献はWikipediaですので、そっちのロリータ・コンプレックス の項を読んで下さいと言いたいのですが、実はこちら、削除提案中の項目です。

見たいと思った時に消えてると困るので、こちらで内容を引用・まとめた文章を用意しました。

Wikipediaが重い方、面倒くさい方、引用の方に興味のある方(笑)はこちらをご覧下さいませ。


さて、Wikipediaを参照して得た結論。

歴史的に見て、社会的な性の規範は緩い日本社会(*1)において、「ロリコン」がマイナスイメージを持った単語として普及した要因は、この単語が、特定の性犯罪という具体的なきっかけによって、まさに「幼少女に対して現実に性的嗜好を抱く異常性愛者」というイメージを持ってマスコミによって広がったためと考えられます。
単語そのものが社会に普及し、モラル・パニック 的不安が薄められても、「ロリコン」に対する性的異常性や犯罪のイメージは、依然として存在している気がします。

しかし、単なる性的嗜好が、社会的人格の異常性や、犯罪にまで結びついてしまうのは、本来おかしなこと(*2)です。

(異性の鎖骨にうっとりするからといって異常だとは言われたくないし、水着姿にドキドキしても、スリットの入ったチャイナ服にドキドキしても、そういった対象に性的興味を抱くというだけで、犯罪だとは言われたくないですよね?)


「ロリコン」という言葉が、あるイメージを持った「言葉」として社会的に認識され、実際の犯罪事件をきっかけに広まったという過程には興味深いものがあります。

この言葉が「ロリコン」である必要は全くなくて、ここで言いたいのは、これは、それまで社会的に認識されていなかった行為や志向、存在が、象徴性(イメージ)によってあたかも実体を持つかのような「言葉」という具体性を持って、社会に認知されていく過程の、ある具体例であるという事です。

その「言葉」のイメージは、実際の行為や志向、存在とは一部、あるいは全く違っているかもしれない。

けれど、きっかけとなる事件という実体を持った衝撃によって、勝手に付与されたイメージは言葉とイコールの存在として社会に認識されていきます。

例えば「ロリコン=幼少女に対して現実に性的嗜好を抱く異常性愛者」という、言葉とイメージの関係のように。


「オタク」という言葉、そして「腐女子」という言葉が、現在、社会的にどのように認識されているのか。

私がはじめに興味を持ったのはそこで、語りたいのも実はそこです。

思えばウィキペディアというツールがもたらしたきっかけによって、はるか遠い所まで飛んできてしまったものです。



*1…法的にも宗教的にも、社会的禁忌は欧米より弱いとされる。社会通念上重大なタブーである近親姦も、日本ではそれ自体を犯罪として取り締まる法律はない。

*2…ロリコン、及び類義語とされる小児性愛(ペドフィリア)についても、「恋愛的関心・性嗜好」「性愛・性的嗜好」以上の意味はない。また、実際の小児性犯罪者はペドフィリアでないことが多い。

小児性愛者に対する嫌悪・恐怖感に関しては、Wikipedia内小児性愛者嫌悪 及びモラル・パニック の項も参照のこと。

日本には小児の裸体や性器露出=わいせつ物という認識が無く、ペドフィリア嗜好に対する認識もほとんど無かったが、1988年の事件によってそれは激変し、児童を対象にした性犯罪への警戒や児童ポルノの規制の強化、更に通常のメディアでも児童の裸体・下着露出の自主規制などが行われる事となった。こうした経緯から、日本ではペドフィリアに対して極めてネガティブな風潮が強い。(Wikipedia内ペドフィリア「1.4 日本におけるペドフィリアの認識」より引用)


*ご注意…この記事は、性犯罪、及び特定の事件について述べることを目的としたものではなく、また特定の性的志向や行為について、それを示唆したり是非を問うものではありません。

乙男はお姉さまに恋してる!?

「乙女(オトメ)はお姉さま(ボク)に恋してる」

アニメ(原作はエロゲらしい)


「ジュンは俺の嫁」


女装少年を「かわいい」と思う男性の心理について。



性の多様性を認めようと思うなら、サブカルチャーの分野でできることはこういうことなのかも。


「可愛ければいい」ということは、努力をすれば認められるということ。

(この場合の「可愛くない女装者はどうすればいいのか」という問いは、「可愛くない女の子はどうすればいいのか」という問いに似ている。

見た目(容姿)の点で性別を超えようという場合、「今の自分に違和感がある」ということは、「この自分なら違和感がない」というなりたい理想像がある筈。


今回の問題ではない。

綿矢りさ原作 「インストール」みづき水脈

「進路、どうしよう」「私のやりたいことって何かなあ」
友人のアドバイスによって受験戦争からリタイアし、「登校拒否児」になった私は、手始めに部屋の物を全て捨てることから始める。私の捨てたパソコンの、新たな持ち主となった少年と一緒に、私は風俗チャットのアルバイトをすることになるが…。
綿矢 りさ
インストール
蹴りたい~からリタイアしたので原作を読むのはきついかも、と思っていた私の目についたのが角川の漫画版。

という訳で、既読済みなのは、みづき 水脈作画,、綿矢 りさ原作の「インストール 」です。

画像でなかったので原作小説画像を拝借。

漫画だと青木母が意味不明でした。「私」の視点はかなり冷静。


進路に悩む現役高校生に読ませたら共感するかもしれない一冊。

中学生だと…どうだろう。気になる方はどうぞー。

でも、共感するかもしれないけどやる気が出てくるとは言い難い気がするので、私的にはあまり好きじゃないです。

大学受験への希望を見出すつもりなら、私と円紫さんシリーズ読むなあ。ちなみに舞台は作家の母校でもある早稲田です。

大学生になったら、例えばこんな学生生活が待っているのだなあ、という具体的な情報源になりました。

北村 薫
空飛ぶ馬
大学の文学部生である「私」と噺家の円紫さんが織り成す「殺人の起こらないミステリ小説」。
日常に潜む謎を鮮やかに解決する円紫さんは勿論、なんでもないエピソードによって描写される人物はとてもリアル。
作中に登場する落語や文学、言葉遊びなども面白い。