ひゃくたろう音楽日誌 -7ページ目

小学生の時にピアノを習っていました。2つ上の姉がピアノを習っていたので、自分も小学校に入ったら習いたいと母に言ったそうです。記憶はありません。

当時男の子でピアノを習っている子はクラスに良くて1人。ピアノは女の子のする習い事という固定概念がありました。

 

3年生になって野球というスポーツを知ってしまってから、ピアノ教室に通うのが苦痛になりました。レッスン日が土曜の午後だったので、学校が半ドンで終わった後、男子は午後ずっと校庭で野球をしていましたが、私はレッスンに行かないといけないので、そのまま家に帰らなければならなかったのです。レッスンが終わって、校庭に戻ったら第2試合とかで、1試合目の楽しい話題についていけず、仲間はずれになった気分でした。

 

加えてピアノのレッスンは当時はほとんどの子供がバイエルから始めていました。バイエルはピアノの基礎で大変重要だとは思うのですが、音楽を楽しむ要素が全くありませんでした。(少なくとも子供の私には)。毎日の練習はとても退屈でした。

当時は、山口百恵や西城秀樹、沢田研二、ピンクレディーなど昭和歌謡の絶頂期。巷で流れる音楽とのかい離が激しく、楽譜に書かれてある音楽は子供の私には全く馴染めませんでした。男なのにピアノを弾いているという冷やかしの声、野球が思う存分できないなどの苦い体験が重なって、高学年になるにつれて、どんどんピアノが嫌いになっていきました。

 

もしあの時、ピアノのレッスンにポップス的な要素が加わっていたら、ピアノに対してももっと違う印象を持ったかもしれません。

 

今でもピアノ教室のほとんどはクラッシクピアノ専門です。子供の学校の卒業式や合唱コンクールをのぞくと、結構ピアノを弾く男の子もいるようですが、それでも基本はクラシックに興味がある子供だけがピアノを続けるような環境ではないかと思います。私の子供の経験からもっとポピュラーピアノの専門教室が増えていくと、ピアノを楽しいと思える子供達が増えるのではないかと思っています。