脚本家の鎌田さんが50年後のドラマ構想があるそうです。
これは期待できそうですね。


【デビュー50周年】中村雅俊、名作『俺たちの旅』を振り返る「流行のように過ぎ去るものではなく、ずっと心に留まっているような存在」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9c56d6f44dd08f752013ce89b769d07af4d9142?page=1


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『俺たちの旅』は、三流大学の4年生で、就職活動もせずアルバイトに明け暮れるカースケ(中村)と、生真面目なオメダ(田中健)、カースケの先輩のグズ六(秋野太作)という3人のモラトリアム的日常を描いた群像劇。当初は半年の放映予定だったが、高視聴率で1年に延びたという大ヒット作だ。

「当時は大学生が主人公のドラマは当たった例がなかったそうですから、すごいチャレンジだったのだと思います。

 恋愛や友情、人生、家族といった普遍のテーマに真っ向からぶつかって、時には結論が出たり、出なかったり……。そんな若者のリアルな姿に共鳴する人もいれば、『冗談じゃない!』と反発する人もいて、さまざまな人からさまざまな反応がありました」

 等身大の若者を描くという手法も、1975年当時のドラマでは新鮮だった。
「まさに“等身大”がテーマでしたから、俺も含め、プロデューサーの岡田晋吉さん【*1】、脚本家の鎌田敏夫さん【*2】らと、自分たちの大学時代のエピソードを持ち寄りながら一話一話作り上げていったんです。

 俺の場合、毎日下駄にジーパン、米軍放出品のジャケットという格好で大学に通っていましたから、『じゃあ衣装もそれだ』となって、実は1~4話くらいまでは自前の服で出演しているんです(笑い)。

 お金がなくてアルバイトばかりやっていた実体験も、カースケのキャラクターに生かされています」

【*1/岡田晋吉:日本テレビのドラマプロデューサーとして『太陽にほえろ!』『傷だらけの天使』『俺たちの旅』ほか多数の作品を手がける】


【*2/鎌田敏夫:『われら青春!』や『俺たちの旅』(以上、日本テレビ系)をはじめ、『金曜日の妻たちへ』『男女7人夏物語』(以上、TBS系)、『29歳のクリスマス』(フジテレビ系)ほか多数の作品を手がける】

 このドラマは10年後、20年後、30年後の3人を描いた特別番組が作られるほど、息が長い。そして、来年には放送スタートから50周年を迎えるが──。

「鎌田さんは数々のヒット作を手がけていながら“俺たちの旅愛”が尋常じゃなく深い。最近も『50年後のドラマもやりたい。構想もちゃんとあるんだ』と。そう言われたら、準備をしておかないとね(笑い)。